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【感想】『シュガーミルク新装版/蛇龍どくろ先生』―臆病な男、真っ直ぐな男 ―

シュガーミルク 新装版

シュガーミルク 新装版

この胸の痛みに俺は気付かない―― 

こんにちは。

 

今回はアタシの初BL読書作品。

思い出の詰まった蛇龍どくろ先生の代表作

 

「 シュガーミルク」

 

を頂いて参ります。

 

この表題作の他に短編も収録されているオムニバス形式よ。 

新装版には更に各お話のオマケページが収録されているわ。

ちなみにこの新装版が販売されたのは2016年2月11日。

もともと最初に販売されたコミック形式の本が

こちらね。

ぶっちゃけ表紙はこっちの方が好み。

そう、少年漫画と思ってアマゾンでぽちった作品ね。

この作品がアタシをBLの道へと進むきっかけになったと言っても過言じゃないわ。

なんで間違えたかと言うと、この本を読んだ方はこういうのも~みたいなの出るじゃない?クリックしちゃったわな☆

 ・・・さすがAmazon。巧妙なトラップだぜ・・・。

 

 

発行年月が2007年2月ね・・・。

時の流れは残酷だわ・・・。

今じゃもうアタシもお肌曲がりくねったバラモスだもの・・・・。

この当時のアタシはそこそこイケイケで一番のモテキだった時期なの。

 

 

・・・え?聞いてねーっつーのって?

 

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気を取り直して作品を紹介していくわね!

 

あらすじ

太一と翔は幼なじみ。
物心ついたときからずっと一緒でこれからもそうなんだろうと…思っていた。
――でも、翔は消えた。突然に。
戸惑って、恐がって、ダメにしたくないから逃げた、臆病な男
傷ついて、でも諦めなくて、好きだから追いかける、まっすぐな男

 

そうなのよ、ずっと一緒に居たのだけれど、自分の気持ちを悟られたくなくって翔君は太一君の前から居なくなっちゃうのよね・・。

再会したのは本当に偶然でバイト先出会ったのよ。

ちなみに翔君がバイであるという事を打ち明けるのは再会してから。

どんな気持ちで言ったんでしょうね・・・。

一欠片の希望に賭けたのか、苦しさに耐え切れずに言ってしまったのか・・。

この時点では、太一君ストレートなんだもの。

 

 

途中だけどここでアタシの体験談お話してもかまわないかしら?

かまっても言うけれども、ストレートな人に「自分はホモです」って伝えるのって本当に大変な事なのよ。

よくBLのテーマに扱われる事あるけど、現実は本当に残酷なの。

どれだけ培ってきた友情があったとしても、壊れる時は一遍に壊れてしまうもの。

結びつきの強さ弱さや時間の長さ短さとかの話じゃないのよね。

ましてや恋愛感情の入った告白なんかもっと大変だと思うわ。

アタシは幸いな事にノンケに恋愛感情を抱いた事はないけれど・・・。気持ち分かるわ。

でもどっちが悪いとかじゃないのよ、そういう結果になったとしても。

本当の自分を分かって欲しいだけなのよね・・。

だからね、拒絶されたって構わないわ。

だけど、その覚悟と思いだけは受け止めてあげて欲しいの。

 

ふう・・ちょっと真面目に話しちゃったわね!

 

 

簡単に物語の構成をいうと

 

①翔君視点の物語

②太一君視点の物語

③二人の物語

 

と言った所ね。

 

 

主な登場人物

シュガーミルク 新装版

 

田中 翔(新装版左)

23歳のフリーター。見た目通りイケメンキャラとして通っていて作中の女性からとにかくモテモテ。ノーマルではなくバイ。悩みなんかを一人で抱え込んじゃう子。

 

皆盛 太一(新装版右)

22歳のフリーター。翔君の幼稚園のころからの幼馴染で、ちょっとお馬鹿さんでトラブルメーカーさんと言ったところね。翔君がバイであるという事実は知っている。

感想

絵がとてもきれいで当時はなんてオサレな漫画なんや!って思ってて、新装版を見直してみたけれどやっぱりキレイね!物語として軸はしっかりしているし、作者が伝えたい事を伝えるというよりキャラクターが自然に話しをしているような感覚の漫画にあるべき本質をしっかり持っている部分がさすが蛇龍どくろ先生。キャラクターの会話のバドミントンがコミカルでとても面白いわ!

 

BL漫画って男同士の話だから当たり前だけど男同士の会話がほとんどなんだけど、男目線から言わせて頂くと違和感を感じさせる漫画結構多いのよね。それを微塵も思わせない部分も、きっと丁寧に作り上げた結果なんだと思うわ。

 

ただ、個人的には思いを吐露できない感情を抱えて、逃げてしまうという重要なポイントをもっと描いて欲しかったかな・・とも思うの。好きな人から、好きだという理由から逃げてしまうくらいの葛藤を持ち合わせているのだからそこにはきっとドラマがあったと思うのよ。

全編通して爽やかに物語が進んで行くからそんなディープなドラマ、元々描くつもりもなかったのかもしれないけど。

 

 

 

あとは巻末のおまけページに関してなんだけど、その後のさらにその後が描かれているのだけども・・・

 

 

蛇龍どくろ先生、時間なかったのかしら・・?

ストーリーは相変わらず色あせてないんだけど、絵柄が・・ね・・・。

 

まとめ

こんな青春、こんな関係性が羨ましいなと思える作品。

BL入門書としてもオススメするわよ。

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シュガーミルク 新装版

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[著]蛇龍どくろ

 

 

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