読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『AMORE MIO~イタリアマフィアの愛し方~/リオナ先生』―凄腕マフィアの、奥手な恋―

Amore mio〜イタリアマフィアの愛し方〜(1)

Amore mio〜イタリアマフィアの愛し方〜(1)

愛してくれて、ありがとう――

こんばんわ。

今日は寒いわね。

アイス食ってるからかしら。

今2本目よ、ジャイアントコーン。

美味しいんだもの。

今日はアタシ的に衝撃的だった漫画

リオナ先生

『AMORE MIO~イタリアマフィアの愛し方~』

を頂いていくわよ。

なんて美しいんや・・・!

え?表紙に①って書いてるのなにかって?

 

1巻が現在、2巻が過去の物語を描いているわ。

この本は元々コミケで販売されていた本なの。なのでその形式を引き継いだ薄めのページ数の物が2巻発売されているのよ。続編もあるんだけど、まだ一般書店での販売はされていなくってアタシは手に入れてないわ。

 

 

というのもリオナ先生にも信念があって、もともとコミケで販売していた物だから紙媒体で手にとって頂きたいという思いがあるみたいなのよ。

 

素晴らしいと思うわ、そういう風に作品に愛着を持つのは!

 

f:id:hyo-ta:20160412210718p:plain

 

f:id:hyo-ta:20160412211006p:plain

 

 

まずこの表紙を見て思て思ったのが

やはり絵が美しすぎるということ。

こんな作家さん、なぜ今まで企業が放っておいたのかしら?というレベル。

この次のページの扉絵なんかもっと凄いわよ。見せてあげたいくらい。

でもBL漫画って絵が全てじゃないわ。

1にキャラクター

2にストーリー

3にデザイン

 

と思ってるもの。絵の美しさだけでは百戦錬磨のプロには通用しないわよ。

アタシは通用したので即ポチりましたけど。ええ、速攻。

だって超かっこよくない!?

スタイリッシュでハードボイルドな雰囲気満点!

ドキがムネムネしながら購入したわよ!

 

じゃあ以下解説していくわね。

 

あらすじ

スタンは、ボスに忠実なイタリアマフィアの幹部。
しかし、イタリア人でもない上、同性愛者という異質さから組織でも浮いた存在として孤立していた。
同じ組織の人間・アンジェロが現れるまでは――。
年下で人懐っこい彼の恋人になってから、愛されて甘やかされて。
負けず嫌いで意地っ張りなはずのスタンの心は、次第にほどけてゆく…。

他、組織内の陰謀が元で、出会った2人の過去編も収録!

そうなのよ、

このあらすじで紹介されている通り付き合っている状態から物語が始まるの。

ここ、重要よ。

通常BL漫画って、出合って、アプローチして、結ばれる。

この流れを汲む作品がほぼ100%だと思うの。

でも違うのよ、この作品は。

2人がどんな人物でどういう結ばれ方をしているのかをさらけ出してから、過去のシリアスなストーリーに進むの。

これって凄いわよ。キャラクターに自信が無ければなかなかできないもの。

人って何か欠点を持ち合わせていたり問題を抱えていたりする中で、それをなんとかして乗り越えようとする姿勢に感情移入するわけじゃない?

今回は真逆で、完成された所を見せてからそれに至るまでの過程を描いているの。

アタシにはコレが新鮮で、とってもGOODだったわ!

登場人物

スタンレー・ローウェル(表紙右)×受け

とある過去から人間不信の、マフィアの幹部。

孤高の人物であり同性愛者、それが原因で組織の中で異質な存在として知られている。

本当は寂しがりやだが素直になれない性格。

 

アンジェロ・ヴィツトリーニ(表紙左)×攻め

ニコニコと誰とでも分け隔てなく接する温厚な性格。

仕事の関係でスタンレーと知り合う事になる。

請け負った仕事は貫徹する姿勢を持ち合わせるが、情に流されやすい情熱的な人。

 

アレッシオ・モレッティ

スタンレーの立場に居た前幹部の右腕。

着任してきたスタンレーに対し、警戒すると共にその不器用な性格に同情する。

この人いなかったら結末変わってるかもしれない程の重要人物。

 

 

 

こんなところかしら。ありがたい事にリオナ先生1巻の段階でキャラクター紹介して下さってて、そのまま転載させて頂こうかと思ったらまさかのネタバレ要素あったからいつも通りに簡単に書いたわ。

主要な人物についてはこんな感じかしらね。名前もいちいちかっこいいわ。

 

感想

絵も◎。キャラクターも◎。シリアスな過去の物語も、きっと創作するにあたってかなりの時間をかけて作り上げたものなんだろうなと思うわ。

 

マフィアとかヤクザって設定は簡単なのよ。コンセプトが固定的だから。

だけどストーリーに関しては本当に難しいと思うわ。

ましてやそれを更に描き起こすのは。

けれども満足な内容でした。

 

見所は、 過去編ね。

報われない感情で落ち込みながらも心の底では誰かをまだ求めていて、もう一度だけ・・・・と人間らしい弱さと強さを見せるスタンレーのシーンね。コマ割・表情・セリフ。本当に良く練られているわ。

 

 

ただし・・・

 

やっぱりちょっとコンセプトに捕らわれすぎたのか、単にページ数の問題なのか。

ちょっとスタンレーの発言には違和感を感じるシーンがあったの。

具体的に1つ言うと悪夢にうなされて起きて、どんな夢を見たのかというシーン。

あの設定はちょっと過度じゃないかなーと思ったわ。

あってもおかしくない設定なんだけど違う描き方があったんじゃないかしら?

まあこのページ数では描ききれないし、スタンレー個人の過去なのだから描くこともないだろうから難しいところね。

スタンレーが喋っているというよりは、リオナ先生がお話しているように感じたわ。このポイントはちょっとマイナスかしら。

 

まとめ

この作品は間違いなく入門書に最適。

BLに抵抗ある方でも楽しめるはずよ。

ストーリーが青年誌に近いものがあって、発展シーンも実にライトであり幻想的。

この本からスタートする方も多くいらっしゃるんじゃないかしら。

 

そうそう、個人的な事言わせて頂くわ。

前に「犬と欠け月」をレビューした時こう言ったはずよ。

嫁にしたいキャラクター暫定一位に岳ちゃんが見事なりました。と

暫定っていう事はもう1人いるはずよね・・?

それがこのスタンレー・ローウェルです!

もうかっこよすぎ。そしてかわいい・・・!

心の弱さを持つが故に揺るがない自分を装っている・・なんて不器用な生き方、とてもよろしゅうございました!

f:id:hyo-ta:20160419154037p:plain

試し読み(RENTA)

 

電子書籍

 

AMAZON/楽天