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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

『豊潤なごほうび/モチメ子先生』訪れる感情の変化は、不意に―【BL漫画感想】

豊潤なごほうび

豊潤なごほうび

今日は土曜日ね。

お休みの方が羨ましいわ。

お仕事の方はがんばりましょうね!

 

 

今日のBL漫画はモチメ子先生

「豊潤なごほうび」

を頂いていくわ!

うーん、表紙から分かる事って果物がおいしそうな事と農具を持っている子がすこぶるカワイイ事ね。

タイトルといい、この表紙といい、農業のお話なのかしらって感じね。

この作品も一見BL漫画には見えないわ。

ちなみにモチメ子先生の本はこの作品が初めて。

この時期のアタシはちょっと精神的に弱っていて、ダークなお話じゃなくってジブリ的なほんわかしている作品を求めていたの。

あれは失恋して公園で泣いていた時に職務質問された時期だったかしらね。

世の中の人間全て死ね!って思ってたわ当時は。

そんな時に出会った作品よ。

以下解説していくわね!

あらすじ

借金返済のため、思いつきで幼い女の子を誘拐してしまったホストの康介。もちろんあっという間にバレて女の子のこわ~い保護者の皆さんに囲まれてしまう。そこで、自分が誘拐したのはやくざの娘だと知るが、もっと驚くことに、その女の子・礼子は康介の実の娘だという!? 元やくざの皆さんと礼子とともに、農園で働きながら一緒に暮らすことになった康介だったが礼子のお目付け役であるつかさとは、なにかとぶつかってしまい……!?

 

 

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

 

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違う・・・違うのよ!

設定はたしかにそうなのよ。

でもモチメ子先生は違うわよ。

やくざモノ(これは途中から元やくざになるけど)に対する固定概念破壊してるわ。

というよりも、そこを描くことに注力していないという感じかしら。

設定に拘りまくってないのにブレもないのよ。

コメディタッチな所もほんわかしてて面白い。

登場人物

豊潤なごほうび

 

康介(表紙左)

役に立たないお人良し。

人を思う気持ちが強いが頭の回転は弱いため災難を巻き起こす。

人との関わり合いの中で成長していく。

つかさ(表紙右)

真面目で会長を敬愛し、弾よけの任を受けていた。

今は礼子の面倒を見る事が役目。

康介を毛嫌いしているが冷徹になりきれない。

個人的に内実共に超大好き☆

礼子(真ん中)

礼儀正しく、皆のアイドル。

出生に事情があり、現在つかさの保護の下で生活している。

かわいいは正義とはこのことか・・・。

 

 

他にも紹介したい人物一杯いるのよ。それだけ個性的なキャラクターがいるわ。

とりあえず主軸になっていくのはこの3人ね。

感想

恋愛・・・というものよりも人間として関わり合いという部分を主に描いているのがポイント。これだけキャラクターが脇役のままで終わらない作品も珍しいんじゃないかしら?皆が皆、家族のようなのよ。

各人物の感情の動きと各人物に沿った表現する所に注目して頂きたいわ。

過剰な描写では決してないのよ。むしろ控えめなはずなの。

でも・・・伝わってくるのよね。

アタシの個人的に印象に残ったシーンは礼子の入園式でつかさが涙を流すところね。

もはやヒューマンドラマのシーンなんだけど、2人が過ごす事になった経緯、過程が描かれてるんだけど・・・。

アタシもちょっと泣いちゃったわ・・・。

あとこれは作品全体を通して言える事なんだけど、優しさって言葉で言うとこんな短いのに、色々な表し方があるんだなあ・・・としみじみ思っちゃったわ。

この部分こそが、この作品の伝えたかった事なんじゃないかしら。

本当に暖かい作品ね。

まとめ

この作品の結末はあくまで淡い結末を迎えるわ。

ストーリー・キャラクター・作風。この3つの部分を考えると幅広い層にオススメできるんだけど、発展シーンは見事にないのでそこを重要視される方には向いてないわ。

そう考えるとやっぱり入門書・初心者向けって感じかもしれないわね・・・。

アタシ的には大満足だったんだけどね。

田舎のヒューマンドラマの側面があるから「ばらかもん」なんかがお好きな方にはどハマリすると思うわ。

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豊潤なごほうび

豊潤なごほうび

豊潤なごほうび

[著]モチメ子