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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『それでも、やさしい恋をする/ヨネダコウ先生』―諦めたかった恋、諦めなかった想い―

それでも、やさしい恋をする

それでも、やさしい恋をする

飲み込んだ言葉がずっと体の中に残ってた

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こんばんわ、皆さん。

こういう雨の日に外出しないと、人恋しくなっちゃうわね・・・。

なんでかしら・・。

たぶん同じ時間を共有する相手が欲しくなるのね・・。

相手が居る方が羨ましいわ。

相手がいるけど、一緒に居ても何もしないって悩みをもし抱えてる方居たら発想を逆転させてね。

何もしなくたって貴女と一緒に居てくれるって凄い事よきっと。

大事にしてあげて頂戴ね。

 

 

 

・・・こんな真面目な話、イカ焼きそば食いながらするもんじゃないわね。

今日のBL漫画はヨネダコウ先生

「それでも、やさしい恋をする」

を頂いていくわね。

ヨネダコウ先生の作品を扱うのは2回目になるわ。

この前回レビューした作品「どうしても触れたくない」の登場人物、小野田が主人公となるお話よ。

前作の小野田さんの立ち位置は、主人公である外川さん・嶋くんの良き理解者であり、2人の関係を応援する重要なポジションにいたわ。

むしろこの小野田さんがいなければ2人の関係は成り立たなかったかもしれないと言っても過言ではないでしょうね。

そして時系列的には「どうしても触れたくない」が終わってからのお話ではなく、平行して進行していくような部分もある展開になっているわね。

 

じゃああらすじを見ていきましょうか!

あらすじ

出口晴海が好きになったのは、小野田良。三歳年下のストレート。気がつくと、好きになっていた。友達でいい。そう思っていたのに、どんどん好きになっていった。素直になれなくて、不安になって、ささいなことに幸せを感じて、言えない言葉がたくさんたまっていって──誰かを好きになる切なさと幸せがここに。  ※本作は『どうしても触れたくない』のスピンオフ作品です。

前作と何が大きく異なるかって言うと、前回はストレートの外川さんがどんどんアプローチを嶋君にかけていったけど、今回は違うのよね。

今回の新キャラクターで主人公の出口さんがストレートの小野田さんに恋心を抱いてしまうっていう逆の展開・・というか本来の現実的な流れになっているわ。

だから報われない想いだと自分の感情を抑えて、友達としての距離で接する出口さんはアタシには胸の詰まるような感覚を覚えたわ。

巻末にね、ヨネダコウ先生のあとがきが掲載されているんだけども、ちょっとだけ書かせて頂くわね。

そのコメントに

「トラウマもないし、特別辛いことも起こりません」と書かれているんだけど気持ちの分かるアタシからしたらこっちの方がちょっと辛かったわね・・。

アタシはストレートな人を好きになった事ないから、それに伴う辛さっていうのは理解できるとは断言する事はできないわ。

でも他の誰にも言えない自分の想いを、本当に言いたい人に言えない気持ちはアタシにも分かる気がするの・・・。

 

 

って真面目な話はここまでにしておいて、なんなの?

この※本作は『どうしても触れたくない』のスピンオフ作品です。っていう部分。

ここ、アタシ的にオコな部分よ。プンプンしてるわ。

一々そんな事大々的に宣伝するあらすじに加えるんじゃねーわよ!!

まるでこの作品が2番煎じみたいじゃない!!

ふざけんじゃねーわよ!!

 

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登場人物の紹介にいくわね・・・(歯は磨いてません)

登場人物 

それでも、やさしい恋をする

 

出口晴海(表紙右)

元々嶋君が働いていた会社の営業部のリーマン。

明るく気の良い性格だが表面的な人付き合いをするのも得意。

純粋だが、小野田を試すような知略を巡らす事もある。

↑人によって汚いって思うかもしれないけど、アタシにはわかるわその気持ち・・アタシにはできないけど・・・。

小野田良(表紙左)

外川の部下で現在の嶋君の上司。

メガネ男子、優しい性格で気使い屋さん。

友達の紹介で出口と知り合う。

世界中のノーマル男子、小野田になーれ☆

 

こんな所かしら。

結構現実的な性格してると思うわ2人共。

あー・・いるいるこういう人ってなると思うの。

そういう意味でも親近感沸きやすいキャラクターにはなっているわね。

そして本当に努力家なのよ2人共。

自分の出したい答えと出すべき答え、それを目を逸らさず探そうとしている姿勢。

本当に素晴らしいと思ったわ。

感想

現実に沿って、丁寧に物語が進んで行く所は特に良かったわ。

難しいと思うのよ、ストレートな人との恋や発展を大人の恋愛のまま描ききるのって。

でもこの作品はきっちり描かれているわ、バッサリ切り落とされてたりご都合主義な展開じゃないの。

きちんと説得力があるのよ、2人が進展するに足る理由が描かれる描写がちゃんとあるの。

 

個人的な見所は、この作品全般における涙を堪えるシーンや流してしまうシーン。

全部共感できるの。

揺らぐ事のない、自分って心の中にいると思うわ。

そこを傷つけられたり、撫でられたりした時に涙が出るのって大人になった今なら本当に分かるわ・・。

 

ここからちょっとネタバレ入るわよ。

アタシ、最初ずっと考えてたのよ。

なんでこの作品のタイトルって「それでも、優しい恋をする」なんだろうって。

これってね、最初は出口が当てはまるのよね。

ストレートな小野寺を好きになってしまって、報われない想いをしていくとこなんかそう思うわ。

後半は小野寺がコレに当てはまるのよ。

そんな恋なんてした事のない堅実な小野田は、相手を大事にできるのか?って。

つまりね、お互いに自分を苦しめる葛藤を持ちながら、それでも選んだ答えがこのタイトルなわけなの。

 

 

些細な事なんだけどただ1点、申し上げたいことが・・・。

後半、出口との関係が悪化してしまって重要な進展を迎えるシーンなんだけど、小野田が出口に「しょうがないじゃないですか・・・」って言う場面。

ここ、ちょっと残念だったなあ・・って。

アタシだったらあの場面で「しょうがない」って言葉が相手から出てきたら帰ってるわね・・・。

気持ちの答えを見つけたのは悪化する原因となった出来事より後なわけでしょう?

そしてその答えを言うべきシーンでしょう?

相手に伝えるべき重要な言葉が「しょうがない」とかいう言葉が似つかわしい場面ではなかったし、ちょっと自己本位的な感じがして小野田の設定に合わないなあ・・と。

まあコレがあったからこの後の展開があったって考えると良かったりもするんだけど。

 

 

あああ!あとラストに外川さん出てくるのよ!

オマケがあるの!

ちょっとだけだけど4人のお話があるのよ!!

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ってなる登場の仕方するわよ!

まとめ

絶対に見るべきBL漫画の1つね。

特にお釜は絶対に見なさい。

女性の方には、恋愛で苦しい時とか自分の気持ちに不安を感じたりした時に読んで頂きたいわ。

初BL作品の方もオススメよ!

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それでも、やさしい恋をする

それでも、やさしい恋をする

それでも、やさしい恋をする

[著]ヨネダコウ