ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

BL漫画を手にしたまま、書店で泣かないと決めた日~その2~

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こんにちわ、氷太よ。

男性がBL漫画を購入する際どんなドラマを生んでいるのか引き続き、お話をしていこうと思うわ。

前回の記事はこちら

www.hyota00-bl.com

 

今やっとこさ本命の本を持っている状態ね。

この段階では傷を負ったとしても、肉離れ程度の損傷率よ。

まだ戦えるわ・・!!

 

ちなみにBL漫画のシェアは、ほとんどが女性が占めているはずよ。

女性が前回の記事の主人公だった場合、BL漫画を購入する際にどんなドラマが生まれているのか、初心者のためにご紹介しようと思うの。

許可を頂いたので以下をご覧ください。

 

 

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以上、玉突き事故の現場でした。

 

 

 

この見事な起承転結・・・正直言って嫉妬せざるを得ないわ・・。

熱意を持った読者と、それに精一杯応えようとする店員さん。

素晴らしい精神性を持った2人が故に起こってしまった、まさに悲劇ね。

 

 

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いかに女性であってもこういう事例があるわけよ。

じゃあ男性が購入者だとどんな事が起こり得るのか・・・。

アタシが実際体験した事例を書き記していくわね。

 

前回のあらすじ

BLコーナーから本命の本を手に入れるため、気配を消し、漫画「BLEACH」で学んだ飛廉脚(足元に作った霊子の流れに乗って高速移動する滅却師の高等歩法)を駆使し、お客さんの目を掻い潜り第一の試練を乗り越えた氷太。

たが息付く間もなく次の試練が待ち構えていた!!次に待ち受ける試練とは一体・・・?

 

 

 

レジに向かうわよ。

でも待って!だめよ!何も考えなしに突入しちゃダメよ!

まずレジカウンターの周囲にある空気を感じるのよ。

レジで会計している人を確認するの。

 

まず男性何名?女性何名?

どんな雰囲気を纏っている・・・?

会計をまわすスピードは如何ほど・・・?

列に並ぶお客さんが手に持っている本の量はどれくらいある・・?

そしてそもそもお客さんの多さはどれくらい・・・?

 

 

そして見つけなさい、この中で1番BL漫画に躊躇いのないようなスタッフを!

そして計算するのよ。どのタイミング入ればその人に当たるのかを!

大丈夫・・・できる・・できるはずよ!!

 

 

 

 

 コイツだ!そして見逃さねえ!このタイミングぅ!!

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会計自体のスピードは遅いけど、ゆるふわな感じでほんわかしてそうな女性スタッフを狙うわ!

自分の番が近づいてくるとドキドキしちゃう・・・。

自分の心臓の音しか聞こえないわ・・・!!

あああ・・・ちょっとそこのアンタいきなり飛ばしすぎよ!なんでいきなり頑張んのよ!ゆっくり会計やんなさいよ!

そして・・・

「次のお客様どうぞ~」

 

 

 

狙った人に当たった・・!

どんな人間でも計り知れない力を持っているものね!

この時アタシが購入したのはいつも愛読している少年誌の漫画2冊とBL漫画1冊。

いつものようにBL漫画をサンドイッチした状態でお願いしたわ。

普段通りバーコードを認識させ始めていく店員さん。

ふう~・・ここまでくればもう安心ね・・・ドッと疲れが来ちゃったわ・・・。

 

 

 

 

・・・・ところが

「お客様~、こちらの商品お間違いなかったでしょうか~?」 

 

・・・。

 

・・・・・・え!?

 

その店員さんは、BL漫画の表紙をこちらに向けて確認してきたのよ。

なんだ・・なにが起こってるんだ・・!?

その現実を認識できずに言いよどんでいると更に大きな声で

 

「すいませーん、こちらの商品のジャンルはボーイズ☆ラブですけどお間違いないでしょうかー!?」

 

 

 ・・・・あ、やっべえ。オレ間違えたわ。

人選ミスっちまったわ。

コイツは「ゆるふわな感じでほんわかしてそうな女性スタッフ」じゃねえ。

恐れを知らない女戦士だったんだ・・・。

誇り高きヴァルキリーだったんだ・・・。

 

 

 

・・・周りの人が硬直しているのが分かる。

・・・他のスタッフが手を止めてコッチを見ているのが分かる。

 

なんだこれ、なんでこんな公開処刑されなきゃいけねーんだよ・・・。

こんな確認作業必要あるのかよ・・・。

オレはただ、待ってたんだよ・・。

マイノリティーな人間が、悩みを抱えて、でもそれを乗り越えて結ばれるそんな話のこの本。

同じマイノリティーな存在のオレが、似た境遇のそのキャラクターに共感したくて、発売を楽しみに待ってた本。

楽しみに待ってて、ただその本を買いに来ただけなのに・・・。

BL漫画を購入するって事は恥ずかしい事じゃない。

絶対にそんな思いをする必要なんかない。

でもそうじゃない、そう思わせるような行為をする人間は必ずいる。

気にしすぎだとかそんな言葉はいらない。

確実に存在してんだよ。

 

 

 

でもオレはその時、泣きそうになるのを堪えるのに必死だった。

ここにいる「オレ」っていう存在が改めて異質な存在としてここに居合わせている人間に認識されているのが悲しかった。

「はい」以外になんて返事していいか分からなかった。

 

 

その後は普通に会計を済ませて、駅のトイレで泣いた。

家に帰ってすぐには本を読む気にはなれなかった。

 

 

気持ち悪いかもしれない。

でもオレは悪い事なんか何もしてない。

気持ちが治まって、本を読んだ。

そのキャラクターはマイノリティーが原因で、職場の人間から貶められている人だった。

でも泣いているシーンはなかった。

パートナーにもその事を伝えているシーンもなかった。

 

 

読み終えて、思った。

もう絶対にこういう事で泣かないって。

泣く必要なんかそもそもないんだって。

 

 

今ではもうBLの新刊を普通に書店で人に混ざって見ているし、ほとんどが電子書籍だけど電子書籍化されてなければ書店で買うこともあるわ。

笑われていても気にしないわ。

気にしないのが1番よ。

恥ずかしいかもしれないわ、どうしても初めのうちは。

嫌な気持ちになることもあると思うの。

でも忘れないで欲しいの。

貴方のしている事を、絶対に貴方が恥じてはいけないってことだけは。

 

さ!今日も良いBL見つけにいくわよ~!!