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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『くらやみにストロボ/ハヤカワノジコ先生』―感情を奥底に沈めレンズ越しに願いを込める―

くらやみにストロボ

くらやみにストロボ

言ってはいけない、誰にも知られちゃいけない――

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こんにちは、氷太よ。

今日はハヤカワノジコ先生

『くらやみにストロボ』

を頂いていくわね。

ハヤカワノジコ先生って名前はよく見るんだけど、読むのはこの漫画が初めてかな氷太は。

アタシの大好きな少年漫画「封神演義」で有名な藤崎竜先生に通じる所がある絵なのよね。

なんていうのかな、こう煌びやかというか光沢があるっていうか・・・。

夜道でネオンに照らされてる人描いたような幻想的な特徴があるわ。。

個性的であってぶっちゃけアタシみたいな汚れた人間を惹きつける絵だと思う。蛾のようにね。

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もうこんな感じ。

あらすじ

おまえを好きでよかった 高校生の新と正太朗。 幼馴染の二人だが、長い間、新は正太朗への想いを隠して過ごしていた。 これまでも、そしてこれからも言うつもりのない「好き」という言葉。しかしある時、正太朗から思いもよらぬ告白を受け……。 幼馴染から恋人へ、変化する関係を繊細かつ濃密に綴るきらきらラブストーリー。 2人の友人である澤山&長谷のビミョーな関係を描いた番外編も収録!

こんな感じね。

まあお話の設定や流れはよくありがちなものと言えるわね。

ただ具材は同じでも、どう調理するかで美味しさは違ってくるわ(CV:平野レミ

今回のお話、何が違うかというとゴール地点が2人が結びつく所ではなく、結びついてから物語の本筋が始まるってところね。

登場人物

くらやみにストロボ

 

新(表紙右 )

写真屋の息子。思春期らしい気難しい性格。

人を撮影して写真を作り校内で販売している。

主なモデルになるのがこの表紙の左の子

あ・・・察し。

正太郎(表紙左)

女子にモテモテ、新の幼馴染。

単純バカに見えて結構鋭い。

一途で一生懸命な子。

そりゃこんな子いたら俺だって盗撮するわな

(注)新は許可を得て撮影してます

 感想

まるで深海で囁いているような、暗闇の中にある心の声。

激しい鼓動が聴こえるような息遣いを感じる切迫した描写。

この2つの要素がこの漫画の突出した要素と言えるわね。

高校生らしい、エネルギーに溢れた躍動や葛藤が凄く伝わってくる。

これは怒涛の展開を描いたからじゃないわ。

過去にあったある出来事から導き出された1つの真理に絞って新とそして一緒にいる正太郎の心情を丁寧に丁寧に描写した結果生まれたものだと思うの。

そしてハヤカワノジコ先生が本来持っているこの眩い絵柄がとても活きていて心と表情のコントラストや同調を強調しているわ。

この物語のキーアイテムとなる「カメラ」・「写真」・「フィルム」、この3つを上手く掛け合わせて使っている所感心しちゃう。

なるほどね、くらやみにストロボってそういう事なのね。

 

ちなみにこの漫画、現像するシーンも物語の中に織り込まれてるんだけど、現像する工程や豆知識まで教えてくれるわ。

「金田一少年の事件簿」でもここまで教えてくれなかったわよ。

 

それにしても本当に正太郎は萌えさせてくれるわね・・・。

お嫁さんにしたいでごじゃるよ・・・・。

手繋いだだけでなんでそんな幸せそうなのご馳走様よ本当にもう・・・。

だがメガネのサブキャラも中々良いな。

短所

ぶっちゃけ言いたい事とか悩みとかそういうの分かるんだけど、この新のキャラクター性がちょっとアタシは受け付けにくいかな。

なに1人でそんな悩んでるの?ってなっちゃう。

ただこれはねー・・・アタシがホモとして実体を知ってるからこそ、そう思っちゃうんだと思うわ。

ぶっちゃけ「男が好き」っていう世間から見られる偏見と「付き合う」って事の問題って別じゃない?

だってもうさ、付き合おうが付き合うまいがお互い「男が好き」なわけじゃん?

もうその時点から偏見の対象になり得るわけじゃん?

つーかそもそも付き合っても上手く隠していけばいいじゃん?

ちょっとねー・・・悩みどころの比率が逆じゃないかなーと思っちゃったわね。

その偏見に対する恐怖を長々描くより、付き合ってから人目に付かないように振舞うもどかしさとかを重点的に描いて欲しかったかな。

発展

こ・・・高校生よ!?

あるわけないじゃない・・・。

たぶんあれは未遂だと思うわ・・・。

ご想像にお任せしますパターンでちょっと描かれる。

まとめ

正太郎くそ萌える。

いかにも「こういうのお前ら好きだろ?」っていう狙った萌えじゃないのよ。

そういった臭さのある萌えじゃなくって自然な萌えなの。

高校生の初々しさのある恋愛にもキュンっとしちゃう。

メッセージ性のある物語と萌えが混在している漫画を探してる人にオススメってとこね!

でも、発展シーンは・・・無いって言っていいよなあこれは・・・。

キヅナツキ先生「リンクス」が好きな人はハマると思うわ!

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くらやみにストロボ

くらやみにストロボ

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[著]ハヤカワノジコ

 

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