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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『晴れときどき、わかば荘 あらあら/羽生山へび子先生』―住人達が彩る非凡な愛の物語―

晴れときどき、わかば荘 あらあら【Renta!限定版】

晴れときどき、わかば荘 あらあら【Renta!限定版】

これ以上なにを、なにをあきらめればいい?――

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こんにちは、氷太よ。

ヨロイトカゲの動画見てたら遅くなっちゃったわ。

今日は羽生山へび子先生

『晴れときどき、わかば荘 あらあら』

を頂いていくわね!

読んでなかったのよこの漫画。

表紙が醸し出す波動がコメディっぽいじゃない?

嫌いじゃないけど好んでまで買わないジャンルなのよねアタシは。

ただ月に購入する作品数決めてて、あと1つ良いのが見つからないなあ・・・って時にこれが出てきて妥協して買ったつもりだったの。

そう、初めはね。

 

この漫画はわかば荘で暮らす人達のそれぞれの恋愛模様を描いた作品。

各キャラにスポットを当てて展開していく形式だから必然的に1つ1つのお話が短編と同じくらいのページ数しか割り振られてないんだけど・・・・。

 

 

もう、めっちゃくちゃ良かった・・・!!

神よこの漫画!!

アタシ昨日コレ何回も読み返して、仕事寝坊しちゃったもの(社会人失格)

あらすじ

駅から3分風呂トイレ付き。女装ママが管理するアパート『わかば荘』。
101号室の千葉晃太は悩んでいた。男に恋をしたことに。
そこで、マブダチの翔に背中を押され告白を決意するのだが・・・!?
わかば荘に暮らす男たちの笑いあり涙あり、すったもんだの恋愛事情を
羽生山へび子がお魅せします!

うん、1番初めのお話しかあらすじに記載されてないわね。

・・・各個別に説明していくしかねえわ!!

ちょっといつもとパターンを変えていくわよ!

~マイフェアなんとか~

このお話のテーマは何だろう・・・。

青春かな・・・やっぱり。

このジュース飲んでる2人の兄ちゃんのお話。

リーゼントが特徴の高校デビューを果たした晃太(右)

同級生で面倒見の良い悪友の翔(左)

この子達のお話はあらすじでも書かれている通り、晃太の恋を翔が応援するというお話。

 

大体ジャンルがBLって時点で、もう1つの要素に気付くと思うわ。

もう最後の方の翔のセリフと描写にはマジで鳥肌立ったわ・・・・。

ここを際立たせるために、全てはここのシーンのために複雑な心境である事を臭わせる翔の表情を今まで挿し込んでいたんだと非常に納得できたわ。

このお話作るの凄く難しかったんじゃないかと思うの。

これはちょっとネタバレすぎるから書けないんだけど・・・。

1回読んで見れば分かると思うけど・・・。

2人の至った結末、描き方次第では共感とは程遠い感想を抱く可能性すらあったはず。

でもとてもお見事でした。

アタシ、現在8年目を迎えた片思いの相手に告白する時、翔君のセリフ使わせてもらいます。

 

~ムーンリバーと俺~

営業マンだけどブラックな会社で働く車関係の仕事をしている、この電話しているお兄さんケイ

表紙にいないけどケイの高校の同級生でガチでイケメンなキヨとのお話。

このお話のテーマは「約束と夢」かしらね。

社会人であればこのお話がいかに素晴らしいものであるか理解できると思うわ。

ざっくりとあらすじを語ると

思い通りにならない現在に、夢のように鮮やかなキヨとの高校時代の思い出を掘り返し、また我慢を重ねるケイの前に数年ぶりにキヨが現れて・・・

って感じね。

アタシ個人的にはどれも良かったんだけど

このお話が1番好き!!

大人になって失ってしまったもの。

過去に確かにあった輝いていたもの。

そういったものを対比させて描いていくんだけど・・・。

またしても鳥肌の立った部分があるのよ。

「むりやり笑って、くるしまぎれに大人になったんだな」

ってセリフ。

ここ、本当にヤバイ。

アタシ今まで諸事情を抱えた大人の恋って部分に絞ると、その最高峰にある漫画ってやっぱりヨネダコウ先生かなって思ってたんだけど・・・。

この人のこの話がナンバーワンになったわ。

なんていうのかな・・・。

大人になると何かしらの願いの反対にある「代償」に対して臆病になってしまうものよね。

そういった大人になってしまった事の脆さや、ほろ苦い現実、

この部分をとても繊細に丁寧に描いて「過去と変わらずに輝き続けているもの」を結末として描いていく。

全ての作品に言えることだけど特にこのお話、このページ数でよく創り上げたもんだわ・・・。

 ~青い影~

堕落しきった生活を送っている大輔:この新聞かな?読んでる人

大輔の昔の後輩である一条:表紙にいないもう1人のお話。

ちょっとネタバレになるけど、馬に乗るジョッキーのお話ね。

この話、専門性のあるお話だからちょっと読者に伝わりにくい部分があるわね・・。

話自体は前の2つ程、人の心を動かすような何かを持ったお話ではないんだけど、失望と憧れを描写してるシーンが凄すぎる。

「挫折と再起」がテーマの物語ね。

1番BがLしているお話とも言えるわね。

感情のぶつかり合いっていうか、人と人とのやりとりが1番リアル。

 

あともう1つ、わかば荘とは関係ない短編が収録されているわ。

~ごはんですよ~

バツイチ子持ちのオッサンと若者の話。

家族になりきれないもどかしさを描いた作品。

この物語の良さを文字に置き換えるのって難しいわね・・・。

「素直になれない」とかそういう表現が当てはまる漫画じゃないのよ。

建前や立場を言い訳にしてしまって、本当に望んでいるものを見て見ぬ振りするしかない・・・。

 

うーん・・・ちょっと違うかなあ・・。

 

 

う~ん・・・・・。

 

 

あ・・・ダメだ・・・。

 

 

 

・・・・読め(真顔

 

恋愛要素により焦点を絞ってて、~ムーンリバーと俺~とはまた違う形で魂を揺さぶる展開を迎える短編。

 

まとめ

絶対に!!絶対に!!買うべき漫画よ!!

アタシが保障するわ!!

各話が表題作として個別に販売されるべき程の神クオリティを持っている。

高校生にはちょっと早いかもしれないけど、大人に読んでもらいたいBL漫画ね!

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