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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『監督とBL声優!/香穂先生』

監督とBL声優!【おまけ付きRenta!限定版】

監督とBL声優!【おまけ付きRenta!限定版】

アイツが選んだのは何も出来ないド新人――

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こんにちは、氷太よ。

今日は香穂先生

『監督とBL声優!』

を頂いていくわね。

もうぶっちゃけ言わせて貰うと今回のこの漫画の感想

 

 

・・・全然テンションが上がりまへん。

じゃあ書かなきゃいいじゃんって話なんだけど、アタシはアタシの役割を全うさせて頂くわ。

 

この作品を愛している人が仮に居るとするならば今回のこの記事読まないで欲しいの。

メタクソにぶった斬っていく事になるから。

 

 

アタシさあ、この漫画ちょっと楽しみにしてたのよ。

この記事にも取り上げたくらい期待してたのよね。

だって声優を取り扱ってるのよ?

実際の現場がどうなっているのか、どんな悩みを抱えていたりするのか、どんなドラマが待ち受けているのかとか色々と期待するじゃない。

 

いやあ・・・もうある意味凄いわこの漫画。

アタシってタブレットで漫画読んでるんだけど、久々にブン投げそうになったもの。

あらすじ

薔薇園メノウ、32歳。職業、声優。

15年間の片思いが終わりましたーーー。

失恋した薔薇園のヤケ酒に付き合ってくれたのは、音響監督の青沼。

最初は慰めてくれたのに、薔薇園が声優を辞めたいというと態度が一変!

突然の告白に薔薇園は!?

こんな感じね。

声優という要素に加え、人生の約半分程の時間にもなる片思い。

具材自体は悪くない。

というかむしろ良いと言えるわ。

でもこの設定を扱うほどのセンスや技量がなかったのかな・・・。

登場人物

薔薇園メノウ(表紙左)

超人気声優らしい。

15年片思いしていた相手に告白して振られたらしい。

どういった経緯で告白したかは不明。

その相手とどんな距離感なのかも不明。

青沼覚(表紙右)

優秀な音響監督らしい。

どういう風に優秀なのか全く分からない。

元々メノウの声が好きだったようだが恋愛対象だったのかは不明。

 

「・・・なんじゃそりゃ。お前真剣にやれよ」

って思っちゃう読者さんいるかもしれないけど、マジでこんな感じなのよ。

この本ではこの不明瞭な設定しか読み取る事はできないの。

ただここは責めるつもりはないわ。

どうやら前作「BL声優!」というものがあるようで、そちらはこのメノウの片思いの相手のお話みたいなんだけど、そこで短編として描かれているのかもしれないし・・。

ただ仮に描かれていないとするならば、センスや技術云々の前に商業本という物の理解が足りないんじゃないかと思うの。

感想

ぶっちゃけて言わせて貰うと

「商業本としてではなく、趣味の範囲でやってください」ってレベル。

同人誌として捉える事も難しいクオリティ。

同人誌の質を見下してるわけじゃないわ。

自分の描きたいものを描くっていう同人誌の世界でも同じ土俵に立って欲しくないっていうだけ。

商業本も同人誌も、読み手を満足させる事こそが共通する最優先課題よね。

この漫画はそこが違うのよ。

物語を作る上で設定した色々な要素が疎かに、投げっぱなしになってるから単純に読み手を排除した「作家が満足した」ってだけの作品なのよ。

以下主だった要素を記載していくわ。

第一の問題点

物語序盤の数ページはテンポがあまりよくないし、典型的なお約束的な流れで進むけれどまだ全然読めれたのよね。

問題は15年もの片思いが叶わず、別の男性に慰められ告白され体を許してしまうところ。

あのね~・・・世の中色々な人がいるっていうのは分かっているわ。

アタシの価値観が全てはないって事も分かっている。

でも、片思い8年のアタシが言わせて貰おうか。

そんな程度で心が揺らぐなら、そもそもそんな長い時間片思いしてねえよ!!

 

「悲劇に浸って誰の得になる?自分がどうしたら幸せになれるか考えてくべきだろ?」

ってセリフから発展シーンに移行するんだけど、このセリフは正論だと思うの。

だけど幸せになる事=行為になるのが意味不明。

受け入れる方も意味不明。

貴方は15年の片思いを告白して振られたばかりなんですよー!?

この時点で15年の片思いの重みというよりも

そもそもこの設定必要だったのか?

と思い始める。

第二の問題点

第1話がこの流れで終わるんだけど、第2話に突入した時点で

メノウが完璧に監督に惚れ込んでいる違和感。

え・・・?ここへ至る過程バッサリ切っちゃいますか?

「徐々にでいい・・・」って監督言ってませんでしたっけ?

この時点でこのお話の方向性が完璧に分からなくなる。

第三の問題点

メノウのキャラクター性がブレまくり。

嫉妬という感情に駆られているのは分かるんだけど、極端過ぎ。

変貌したと言っていいくらい違和感がアリアリで、どうしようもなく醜いクソ野郎になってる。

そりゃこんなんじゃ恋も叶いませんわ・・・。

この時点でキャラクターに愛着を持つ事が難しくなってくる。

第四の問題点 

もう1つお話があって、それが前作の続きのようなんだけど・・・。

ヒナという子とメノウの片思い相手、黒江のお話。

声優の仕事で銀屋という子とヒナが知り合う事になる。

それに嫉妬してか予行演習と称して、風呂場で銀屋のモノマネをしながら発展するシーンがあるんだけど

ここが吐き気がするくらい猛烈に気持ち悪い。

この時点でサイコパスかこの作家はと抵抗を抑えきれなくなる。

 

総合的に導き出された問題点

物語全般で描かれるものが、共感を呼べるものが一切ない。

その上声優に関しても、片思いに関しても、そして恋愛模様に関しても投げっぱなし。

「人の感情」っていうのが理解できない方なのかしら?

それとも物語を練らずに創作しているのかしら?

仮にこの漫画を描き終えて作家として納得した仕上がりになっていると自負しているとすれば、淡い恋愛とかそういったのじゃなくってガチでおぞましい物を描いて行った方が大成すると思うわ。

うすら寒い狂気を感じるから。

唯一感じた長所

キャラクターの表情を描くのが上手。

この絵のレベルの高さだけがこの漫画の救いね。

まとめ

ガチで何を描きたかったのかが分からない漫画。

残る余韻はこのキャラクター達のおぞましさだけ。

この漫画の前作を読む勇気はアタシにはない。

勇気のある人は読んでみて、アタシが間違っている事を言ってたら教えて欲しい。

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