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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『いただきます、ごちそうさま/倉橋トモ先生』―傷跡が優しく癒えていく―

いただきます、ごちそうさま【Renta!限定特典付き】

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10代のノンケとか未知の領域で怖い・・・――

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こんにちは、氷太よ。

さすがに繁忙期はキツイわね・・・。

怒涛のような仕事量に、正直言ってBL漫画読んでる気力も湧かないけども読んでるわ。

いやーほんっと

お客様の笑顔が見たくて日々頑張ってます!(白目

って感じね。

まず自分が笑顔になれねーのにどうやって他人を笑顔になんかできんだよ!

って叫びながら店内走り回りたい。

・・・サービス業の皆さん、頑張って乗り越えましょうね。

 

今日は倉橋トモ先生

『いただきます、ごちそうさま』

を頂いていくわね。

この記事で気になる漫画として紹介した

『家族になろうよ』

の作家さんね。

ちなみにこの漫画は単話でしかまだ販売されてないから、アタシはまだ読んでないわ。

 

絵キレイよね。

アタシだけかしら?

ちょっとだけ・・・だけど。

おげれつたなか先生の絵に近いものを感じないかしら?

似てる・・・って程でもないんだけど、何か共通するものがあるような気がするの。

 

そしてこの表紙を見る限り、「食事」というものがこの物語の中で重要な要素を持っているような予感がするわね・・!!

いいわ・・・!!

この家庭的な感じすっごく良い!!

 

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あらすじ

道で拾った19歳のイケメン・春をシェアハウスに連れ帰り、手料理を与えた弘人。

うっかり胃袋をつかんでしまったばかりに、若さゆえの勢いで迫られて……。

シェアハウスで育まれる2カップルラブ!

こんな感じの物語ね。

ちなみにこう書かれているけども、もう1つのカップルは初めからもう育まれる所か育ちきってるような状態の安定期に入っているカップルなので、こっちにはあんまりヤキモキするような内容はないかな。

この「胃袋つかんでしまったばかりに」ってくだりに違和感がある人いるかもしれないけど男って意外とそういうもんだぞ。

やっぱりメシの持つ力は計りしれない物がある。

氷太も手作りのオムライスでコロッとやられた人間の1人よ。

凄く気持ちがわかるわ~・・・。

 

男性に何作ってあげればいいのか分からない・得意料理なんかない・そもそも料理しない!って人はそうねえ・・。

以下の料理は作れておいた方が良いかもしれないわね。

・肉じゃが

・オムライス

・唐揚げ

 

料理ができない人間ほど食いたがると思うのよ、コイツらを。

ただ逆に言えば料理ができない人間ほど既製品の味を知っているので、既製品なのにいかにも私が作りました感を出すと場がおかしい事になるので注意が必要よ!

 

え?何でカレーが候補にねえの?って思った人。

常日頃から料理してるなら確かにその通り、異論はないわ。

ルーから研究して作る努力をした方が良いと思う。

だがトーシロがいるなら忠告しておく。

カレー程、茨の道な料理はないわよ。

とにかく「こうしてああして」ってなりやすい料理なわけよ。

それも味云々じゃなくって野菜の大きさとかにも好みが出てくるわけよ。

ぶっちゃけそれは、相手の嗜好が分かってから努力した方が良いものだとアタシは思うわ。

リサーチ不足の努力が水の泡になりかねないから。

 

・・・あれ?

・・・アタシって料理ブログでも始めたのかしら?

 

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登場人物

春(表紙メシ食ってる人)×攻め

同棲中の彼女に追い出され、路上で倒れている所をヒロトに救われる。

行く宛もなく、ヒロトの経営しているシェアハウスに住むことに・・。

あざと過ぎて好きになれないわ・・・

ヒロト(表紙お箸持ってる人)×受け

脱サラし、その時の貯金によって飲食店とシェアハウスを経営している。

とある出来事により、恋愛に関して臆病になってしまっている。

 

感想

絵は上手、物話も生活に密接した中で繰り広げられるため、非常に現実味溢れた内容になっている・・・とは言えるのね。

ただ、コレといった決定打に欠ける漫画・・・。

そう評価せざるを得ないわ。

 

物語を批判するわけじゃないわよ、確かに暖かさを感じさせるお話ではあったわ。

雪が溶けていくのを表現するような、優しい描写である事は確かなのよ。

急ぎ足になっているような部分もあるわけではないの。

だけどね、既視感があるわ。

無難過ぎるのよ。

アタシの個人的な見解に過ぎないけれども、何かの作品に大きく影響を受けて、そのまま描き表したような個性が見当たらない漫画なのよね。

 

それと、背景が基本的に真っ白だからなのかしらね。

キャラクターの感情の躍動が全く感じ取れない。

マネキン使ってTVドラマしているような、優しいんだけど淡々と盛り上がりに欠ける上に感情移入がしづらい描写だわ。

ああ、こう言った方がしっくりくるわね。

他人の絵日記見ているみたい。

頭に内容が入ってこないわ。

 

セリフも当たり障りのない、ハッと感じさせるような部分もあるわけではないセリフだし、心理描写も心理描写とは言えないような内容なのよね。

これは心理描写ではなく、セリフに入りきらなかったセリフよ?

 

 

そういった部分を「食事」という部分で補うのかと思ったらそうでもない。

これに関しては何でなんだろうとアタシ自問自答したわ。

食事に関する描写って結構出てくるのよ。

なのに何でこんなに何も伝わって来ないのかなってね。

これ、分かったわ。

普通料理を作って、別の誰かが食べる。

漫画って、この後に主に描かれるのは「食べた側」がどう感じ取ったのか?

ここが描かれるわけじゃない?

だけどこの作品は違うのよね。

「食べた側」がどう感じたかっていうのは、精神的なものが描かれているんじゃなくって単なる味に関する感想に過ぎないのよ。

え・・?それだけ!?

みたいな肩透かし感があるの。

・・・ならこの要素いらなくね?

ってなるのよ。

この物語冒頭部分見れば分かるけど、「食事」によって春は恋に落ちるわけじゃなくって人目惚れしちゃってるのよね。

春の視点では、この「食事」の要素は物語におけるトリガーを持つ要素ではないわけよ。

 

実の所この漫画は、「食べさせた側」の精神的なものが主に描かれているのよね。

ここ、個性なはずじゃん?

普通ではないはずじゃん?

 

でもアタシみたいな人間にとっては個性と捉えられないのよね。

何故かと言うと料理する人の気持ちが分からないから。

食べて貰って嬉しいとか、自分の作った料理を嬉しそうに食べてくれるとか、そういったのがアタシには全く分からないのよ。

普段料理しないからさ・・・アタシ。

 

ただ、この部分は凄く良かった。

料理の絵が飯テロレベルに上手すぎる。

あとは物語の中にある

・自分の作る味付けは昔好きだった人の好みの味付け

って部分と

・今の味付けは変わった

 

・・・この素晴らしさはアタシでも分かるわ。

ここに関してはこの物語の全ての要素が集約してるなって思う。

これはやっぱり料理を作る人じゃないとできない発想よね。

ただ正直もうちょっと後者の方は時間をかけて描いて欲しかったかな。

単なる会話で通り過ぎちゃうのは勿体無いなあ・・・って思った。

 

まとめ

この漫画が面白くないわけではなく、単にこの漫画のコンセプトがアタシに合わなすぎな内容なだけかな。

盛り上がりがある漫画よりも、淡々としてはいるけどもハートフルな暖かい漫画が好きな人向けである事は間違いない。

この漫画はきっと、常に誰かに料理を作ってあげている人にこそ共感を呼ぶ漫画ね。

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今回の漫画

 

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