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【感想】『宇田川町で待っててよ。/秀良子先生』―何処にもない、手探りの恋物語―

宇田川町で待っててよ。

宇田川町で待っててよ。 

てめーの百億倍かわいいわ――

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こんにちは、氷太よ。

今日は秀良子先生の 

『宇田川町で待っててよ。』

を頂いていくわね。

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調べたみたら、渋谷駅からセンター街を抜け、東急ハンズを行ったあたりの町みたいね。

東京だったのね!

氷太、関東出身なんだけど全然東京の事分からないのよね。

「ミナミの帝王」読んでて、あ~ココあそこだって分かるくらいには大阪の事は把握してるんだけどね。

それにしてもさ~、女性はピンと来ないかもしれないけど漫画置いてる理容室って、絶対に

飛び飛びに「ミナミの帝王」置いてるわよね。

あと「ゴルゴ31」と「湘南純愛組」。

3種の神器かっつーくらいシェア率半端ないのよ。

そんで絶対に全巻はないのよね。

あれなんなのかしらね。

 

アタシって理容室派なのよ。

何故かっつーとほとんど坊主に近いから。

どこ行ってもそう出来栄え変わらねーだろっていう理由ともう1つ。

理容室は職人気質な人が多いっていうか、黙々と作業してくれるのよね。

それに対してちょっとウザイ時あるんだよなあ美容室・・・。

ぶっちゃけ平日の昼間に私服の状態で

「今日はお仕事お休みなんすかっ!?」

みたいな話振られても正直

「休みだから来てんだろうがカス!!」

ってなっちゃうのアタシ。

やだわ・・・更年期なのかしらね・・・。

でも「モミアゲは自然な形で良かったですか?」くらい意味の分からない質問だと思うのよね。

キング・オブ・愚問よ。

あ、絶対聞かれるのよモミアゲどうするのかって。

ベリーショート以上に短くした事ある人なら分かると思うけど。

いつか機会があればこう言ってやりたい。

 

< モミアゲ自然でよかったですか?

 

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> いいえ!!不自然でおなしゃす!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

ってね。

 

話それまくってるわね。

以下解説していくわ。

あらすじ

「どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない」渋谷区宇田川町――

人通り多い街中で、同級生・八代の女装姿を目撃してしまった百瀬。

気になった彼は八代をナンパする。

一方、百瀬の熱の籠もった視線をそらせない八代は渡された女子高の制服を着て彼の前に立つが……!?

純粋かつ扇情的!

臆病な女装男子と一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー!

こんな感じの物語ね。

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って思ったそこのアナタ。

アタシと同じ思考の持ち主よ。

このお話のキーになってくる要素は「女装」ね。

これがただ単にそういうキャラなんですってものじゃなくって、各人物の精神的な部分を浮き彫りにさせる超重要なアイテムになってくるわ。

正直言って、アタシは男だし女装しないし、更にウケでもないので女性の・・というか女性寄りの気持ちが全く分からないコノヤロウ系男子。

なので1週目の読破の段階では

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でも2回目に突入すると

 

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になる。

登場人物に対する印象すらも変わってくる。

こういう所が凄いわよね秀良子先生って。

 

ちなみにこのあらすじの最後のとこ、「不器用で青いラブストーリー!」って書いてるけどもアタシはそうは思わないわね。

だって考えてみ?

恋愛に関してプロフェッショナルな人を持ってしても、女装に目覚めた男子とその女装している男子に夢中になってしまった男子の恋愛って・・・。

もうこれどんなマニュアルも通用しなくね・・・!?

正攻法とか絶対ねえわよ。

だってお互いどうしたらいいかわからんもん。

未知との遭遇みたいなものだもん。

だからアタシはこの漫画のやりとりが「不器用」と書かれる事に違和感を感じざるを得ないわね。

 

登場人物

百瀬×攻め

捉えどころのない高校生。

無気力そうに見えてそうでもなく、大人しそうに見えてそうでもない。

1週目の印象は

「ガンジーも助走をつけて殴りかかるレベルの自己中なヤツ」

2週目の印象は

「一生懸命で必死で相手に自分の思いを伝えようとするひたむきな好青年」

八代(表紙の子)×受け

元カノに何故か女装させられた事をきっかけに女装に目覚めた百瀬のクラスメイト。

女装中街中で立っている所を百瀬に発見させる。

1週目の印象はカワイイ。

2週目の印象はもっとカワイイ!!

 

感想

現実的なストーリーか?

・・・と問われたらあくまで冒頭の物語への入り込みの部分はそうじゃない・・と思うわね。

ぶっちゃけ同級生にガチで女装してる所見られたらその時点で色々と詰むだろうし通常では物語の流れはこうはならないと思うし・・・。

多分アタシが女装して街中立ってたらこうなると思うのよね。

 

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この物語、2ページで終わらせる自信しかねえ。

 

 

物語全体としては非常に現実味溢れた物語だと言えるわね。

心の揺れ動きが非常に素晴らしい。

この物語では大きく何かが動くというのは序盤の女装が発覚した部分だけじゃないかと思うのよ。

それ以降は「女装」を基点とした2人のやりとりが主になってくるわ。

だからと言ってダラダラとしてないのよ。

女装を軸としている以上、2人のやりとりは2択はずなの。

容認か拒絶か。

たったこの2択の選択をしていくだけなのに、全く飽きさせる事がないのよ。

1つ1つ選択を迫られる度に、徐々に奥底にある欲求を浮き彫りにしていくからまるで本当に居る人のような立体感のあるキャラクター性になっているわね。

 

ただやっぱりまたこういう繊細な部分を主に描いていくから、読み解けなかったまま進んで行くと本当の良さが軽減されちゃうのよね。

1回読んでみてもし「つまらない」という印象を抱いたならばもう一度読んでみて欲しいわ。

絶対に2回目に受ける印象が変わってくるはずだから。

 

アタシはこの漫画見てて、1番「ああ・・なるほどな」となったのは八代の心の奥底にあった気持ちね。

かなり後半になって気付くものなんだけど、自分の中にある女性寄りの気持ち。

ここの部分、ちょっと女性軽視とも取られそうなモノローグからの一切のセリフのないラスト。

ほんと映画みたいよ。

このモノローグの部分ではまだ矢代のこの感情には恐怖が付きまとっているように見えるの。

でも最後の最後のシーンで払拭されて2人の2人なりの明るい未来が待っているんじゃないかと思わせるようなラストは

BL漫画の歴史に、絶対に刻まれるべき描写

だとこの漫画見たほとんどの人がそう感じるであろう、魂が震えるような秀逸なラストだったわね。

 

あと男2人で女性服コーナーを歩き回るのも凄く良かった。

ここ、凄く「相手のために」っていうのが伝わってきたもの。

アタシももし相手ができたら、こういう風でありたいと思ったわ。

 

突然だけどこの流れを汲んで、アタシが最近見つけた面白ツイッターを紹介するわ。

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・・・お互い、こうはなりたくないわね。

まとめ

確かに、普通の恋愛とは一線を画した物語なのは間違いない。

読み進めていけば分かるけど、2人との健全な男の子であって決して変態なんかじゃないわ。

男同士という事に加え、女装というもう一つの壁を一体どうやって2人が乗り越えていくのか・・・。

ここにある心の弱さや逞しさを感じ取って欲しいわね。

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