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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『僕のハイスペック彼氏様/よつあし先生』―響け、バリタチの生き様よ!―

僕のハイスペック彼氏様

僕のハイスペック彼氏様

僕は必ず社長を落としてみせる――

見所・内容をザックリ言うと

  •  超ハイスペックな人間に恋をした物語
  •  オメガバース設定は控えめ
  •  ライバル・友人がゲス過ぎて笑える

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こんばんは、氷太よ。

今日はよつあし先生

『僕のハイスペック彼氏様』

を頂いていくわね。

この漫画試し読みもせずに購入しちゃったわね。

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それにしてもこのタイトルと表紙はお見事だわ。

訴求効果がありすぎぃ!!

もうこの雰囲気からして、コメディ・・・いやもしかしたらギャグ漫画かなとは思ってたんだけど、この漫画オメガバースなのよね。

オメガバースってそもそも何だよカス!

って思った方はこのオメガバースを図解した説明をまず読もうねせやね。

 

ちなみに氷太、オメガバースって『ペンデュラム』しか読んだ事ないのよ。

だからあの世界観しか知らないから、鬱屈とした悲愴な現実とかが描かれていくのかなあ・・とも思ってたのね。

「スペック」という言葉ぶりから描かれるテーマは「格差」なのかと。

 

うん、7コマ目で見事に笑わせてくれたわこの漫画。

バリタチのオメガなんて発想なかったもん。

あらすじ

スーツを剥ぎ取って、むしゃぶりつきたい!

――平凡なサラリーマン・横道が抱きたい相手は、“一流の男”。しかし人並みな自分に抱かれてくれるハイグレードな男はなかなかいない。悶々とした想いを抱えたある日、危機一髪で、彼を救ってくれた男こそが運命の相手だった。...

こんな感じね。

はっきり言っちゃうと 

オメガバースである必要はなかったんじゃね?

って物語。

流れ的にはよくある一般庶民が貴族に恋をして――っていうシンデレラストーリーな訳なんだけど、現実的な困難が待ち構えていて、具体的な努力を行っていくわけでもないわ。

ドタバタギャグコメディなので、物語を楽しむというよりはギャグ要素を楽しむべき漫画ね。

登場人物

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横道×攻め

この漫画の主人公であり、バリタチのオメガ

一途だが妄想癖と黒い部分を持ち合わせている。

鳥丸(表紙の人)×受け

あらゆる事において超一流だが、分け隔てなく人と接する社長で聖人。

一般常識に疎く、教えてもらうために横道と行動を共にする。

田中

横道の友人でありながら、金と出世のためなら迷いも無く友情を捨てるゲスキャラ。

今現在までに致るステータスは平均的だが、底知れぬ能力を持ったベータ。

マリク

世界的な富豪で、尊大な性格のアラブ人。

鳥丸に恋心を抱いており、横道に対し妨害工作を行っていく。

感想

はっきり言って

まさかこう来るか!?

っていう設定が持ち味の漫画。

だってさ、アルファが受けでオメガが攻めなのよ?

絶対に他のオメガバースにないでしょこんな関係性。

そういう意味では唯一無二の内容と言えるわ。

そういった流れでギャグ路線で進んで行くために、当然アルファとオメガにおける葛藤、二人の関係の結びつきの様子は

お察しください(。+・`ω・´)キリッ

っていう潔さすらある漫画ね。

スーパーエリートな烏丸が横道に対し、顔を赤らめながら

「・・・俺に全部言わせる気か?」

っていうセリフがあるんだけど

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って思ったのはアタシだけではないはず。

こういう腰を折るような描写を可愛いと思える人はいいんだろうけど、アタシは比較的シリアスで重たい話が好きだからちょっと入り込めない。

浅さを感じる葛藤に共感もできず、イマイチ萌える事もできないのよね。

 

ただこれはドラマ性を求めた場合の感想。

今回のこの漫画はギャグ漫画なのだから、この判断基準を当てはめるのは適正ではないわね。

故にいかに笑えるか、いかにこの物語の世界観を楽しめるか。

ここにかかってくるわけね。

世界観に関しては文句のつけようがないわ。

人のドロっとした部分を上手く笑いに持ち込んでるし、何より二人のちょっとぶっ飛んでるけども可愛らしい様子は凄く表されているもの。

ギャグ要素はこれは・・・。

確実に意見が割れると思うわ。

ちなみに氷太は全体的に見れば、結構笑わせて貰ったと思う。

盛り込まれている笑いの質は結構好きかなってくらい。

ただ時折、どうしようもない薄ら寒い勢いだけの部分が出てくるのよね。

序盤は良かったんだけど、中盤の「マリクの登場」の時あたりが寒さのピーク。

少年ジャンプで速攻打ち切られるギャグ漫画にそっくりなテンションだなあ・・・。

と正直思ってしまったわ。

アタシはよ?

笑いのツボって人によって違うから、ここが最高に面白いって人も絶対いると思うの。

それくらいギャグって正解の無いものだと思うから、じゃあどうすれば良かったのかと問われても答えられないんだけどもね・・・。

とはいえ個人的には基本的にはギャグのレベルの高さを感じたわね。

どこかしらで笑う部分はあるんじゃないかなと思うわ。

 

ただ、これは良いのか悪いのか分からないんだけど。

主に横道×鳥丸の関係が描かれていくわけなんだけど・・・。

サイドストーリー的に描かれる田中×マリクの物語の面白さと比べると、比較的後味として残るような強烈なインパクトには欠けてしまっているのよね。

っていうか田中×マリクのインパクトが凄まじすぎww

こっちはもうほんっとなんていうのかなあ・・・。

文句の付けようがないわな。

横道×鳥丸は大人しすぎるのよね。

ギャグとして描かれるにはキレイすぎるというかなんというか・・・。

単一で考えれば横道も面白いんだけど、鳥丸が絡むと笑いが生まれなくなる。

それに比べてこのゲスの塊のような二人の存在よ・・・。

この二人の存在こそがこの物語の質を高めているのは間違いない。

特に田中はMVPだわ。

金のためなら何でもするんだもん。

恐らくどのレビューサイトでも田中の存在に触れないサイトはないはず。

それくらいサブキャラなのに直接的に物語の面白さを押し上げてる功労者なのよ。

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まとめ

個人的には読んで欲しい漫画なんだよなあ・・・。

こんなオメガバースあるのかよ!?って驚いて笑って欲しい。

ただバラエティを鉄仮面のような顔で見ている

笑いのストライクゾーンが狭い人はちょっと注意ね。

本編の二人のやりとりも勿論そうだけど、石油王が最後どんな結末を迎えてしまうのか見届けてあげて欲しい。

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今回の漫画