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【感想】『ベイビーカムヒア/吉池マスコ先生』―残された余命の中で―

ベイビーカムヒア

ベイビーカムヒア

お前が1番望む事をしてやろう――

見所・内容をザックリ言うと

  •  24時間という残された余命で奔走する話
  •  死というテーマの中で魅せる秀逸なコメディ路線
  •  表題作のウケの子が・・・・エロい(遠い目

こんばんは、氷太よ。

今日は吉池マスコ先生の

『ベイビーカムヒア』

を頂いていくわね! 

 

相変わらずの安定感よねぇ・・・。

マスコ先生ってばさ・・・。

フゥ~(←吐息

マスコワールドとでも言うべき独特の暖かい世界観が今作でも描かれている。

今回のこの漫画は死神とその死神に関わる人間達のお話になっているわよ。

 

「ん?・・・人間達?」

ウフフ☆貴方達、なかなか勘が鋭いじゃない・・・!!

察しの通りこの漫画は、表題作だけが1冊丸々描かれていくわけじゃないわ。

2つだけ他の登場人物による余命に関する物語が描かれる。

とはいえやっぱり表題作がぶっちぎりでNO.1のクオリティになっているわね・・!!

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ちなみにこの物語において起承転結全てにおいて、死神の存在は欠かせない超重要な存在になっているんだけども。

この物語における死神の立ち位置は

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のような死神ではなく、枢 やな先生の「黒執事」 に登場する死神に近いわね。

人に死という終わりをもたらす者という立ち位置で、あんまり直接的には描かれないんだけど魂を回収する・・・って感じかしらね。

基本的にはコメディ路線なんだけど、そういう設定を含んだお話だから一気にシリアスな方向に急展開したりするアップダウンの激しい漫画になっているわね。

あと絵柄とは裏腹にめっちゃエロいんだよなあ・・・。特に表題作。

ウケの子がさあ・・・17歳なんだけどさあ・・・。

これがもうコッテコテのショタなのよ。ショタ過ぎるのよ・・!

この子の発展シーン見てるとまるで自分が犯罪を犯しているんじゃねーかっていう錯覚に陥るのよね。

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あらすじ 

客に襲われ意識を失ったソープランド店長・譲二。

目を覚ますと目の前に黒装束の二人の子供が立っていた。

二人は死神で、譲二はすでに死んでいるという。

しかし現在ラッキーキャンペーン中につき、本格的に死ぬ前に24時間の猶予が与えられた。

やり残した事、伝えたい事はないかと尋ねられた時、譲二の頭に浮かんだのは、面倒をみている店の従業員・アキラだった――。

死神ブラザーズのキュートな魅力炸裂の人気シリーズが待望のコミックス化!!

彼らにかかわった人間たちの運命は……?

譲二とアキラのその後(?)を描いた描き下ろし番外編も掲載!!

こんな感じね。

この設定をコメディに変えるっていうの凄過ぎひん?

コメディ要素を入れるっていうならまだ分かるんだけど、基本的にはコメディなんだもの。

こんな感じで物語は幕を開けるわ。

クールな主人公が24時間という限られた時間の中で、普段してあげる事のできなかった事をしてやろうとするのよね・・・。

刻々と迫っていく時間、掴んだ幸せ、手放さなければならない幸せ。

微笑ましいやりとりに口元が緩んでしまう一方で、一体この先どうなってしまうんだろうというハラハラ感が常に付きまとう流れになっているわ。

登場人物

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譲二(表紙真ん中)×攻め

普段は冷静でカッコいいヤクザ。

だが死神が絡むと途端、1番の被害者になってしまう不憫な人。

余命24時間とされ、本当の自分の心と向き合っていき・・・?

アキラ×受け

姉のツテで譲二の元で働く事になった17歳童貞。(←ココ大事

譲二に惚れているが、その事は言葉に出さず健気に譲二を支えている。

ショタ+ワンコ要素を高レベルに兼ね備えたBL界屈指のTOP OF THE ウケ☆

双子の死神(表紙両脇)

死の運命にある人間に、24時間の猶予を与え死を迎えさせる死神。

基本的にクソが付く程ドジっ子で、子供っぽい性格をしている。

この双子を好きになれるかなれないかで評価が1段階上下すると思う。(アタシはちょっと苦手・・・

感想

くどいようだけど、もう一度繰り返しお伝えしておくわね。

物語全体的に物凄くエロい。

表紙見れば分かると思うんだけど、決してリアリティを追求したような絵では決してないのよね。

なのに読んでいるこちら側が恥ずかしくなってしまうような臨場感のある発展シーンばかりなの。

特にやはり表題作。

AAでネタにしたように、まるでこちら側が犯罪を犯しているんではなかろうかという背徳感に襲われるのよ。

 

何故・・・・?

何故なの!?

要らない情報かと思うけど、アタシ野外発展とか全然OKなタイプのホモだったのに・・・。

時の流れがアタシをピュアにさせたのかしらん・・・?

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やっぱりね、コレは小学生のようにも見える17歳というお年頃の魔力なのかなって思うのよ。

子供を陵辱しているようにも見えるし、17歳童貞(←ココ大事)が大人の階段を登っていく生々しさもあるように見えるのよね。

「キャーッ!!これ以上見るの無理みー!!」

「チラッ」

のループになる。

ここ直視できる人、かなり凄ぇ奴なんじゃねーかな?

 

物語に関しては、表題作だけを見ていけばまず間違いなく名作に入るのよね。

コメディ路線だから口元がどうしても緩んでしまうんだけど、24時間で終わってしまうという設定があるからハラハラともしてしまう稀有な作品だもの。

後日談なんかほんっと良かったわ・・・。

こんな可愛らしい絵柄で、こんな大人な世界を描くんだ・・・と。

アキラが必死で「すいません・・・すいません」って言ってる所とかちょっとウルっと来ちゃったもの・・・。

こういう物語の本質と絵柄のギャップに衝撃を受けたのは魔法少女まどか☆マギカ以来よ。


【MAD】特別番外編 水面の魔女【劇場版 魔法少女まどか☆マギカ】

 

ただねー、短編が2つ含まれているわけで。

そこも加味して評価するなら「オススメ」とするのが妥当なのかなぁ~と思ってしまったわ。

短編の物語が悪いわけでは決してないわ。

クオリティは高いし、魅力はあるのよ。

でもね、問題はこの漫画を成り立たせている「死」を巡る流れにあるのよ。

ここを説明するのはちょっと難しいわね・・・。

この部分を理解してから読むと、面白さが軽減されてしまうだろうから。

この漫画の構成って以下のようになっているのよね。

表題作(譲二メイン

表題作(アキラメイン

短編①

短編②

表題作後日談(死神メイン

 

2つ目まではハラハラして読めるはずなのよ。

でもさすがに話のオチが一緒だから、その流れに慣れてしまうのよね。

だから短編の部分にまで辿りつくと、猶予として貰った24時間の後がどうなるのか想像できない方が難しいくらい結末が読めてしまうのよね。

そして短編が故にそんなに感情移入もできないもんだから、漫画というコンテンツを読み解いているというよりも単純にページめくる作業を消化しているような陳腐さがどうしても伴ってしまっているのよね。

もう単純に言うと、設定を活かした驚きが一切ないわけ。

「ふーん・・・でもどうせ最後はああいう風になるんでしょ?」

となってしまうのが残念。

どうせなら死神とは離れた、独立している世界観を持った短編が読みたかったわね・・。

 

まとめ

オチのパターンが一緒という事を除けば、間違いなく名作な漫画。

まあ何にせよアキラがエロかわいいのは揺るがない事実だわね。

後日談で描かれる、ほろ苦く甘い二人のドラマを是非読んで頂きたいわ。

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