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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『家族になろうよ/倉橋トモ先生』–これからもずっと一緒–

家族になろうよ【Renta!限定描き下ろし付】

家族になろうよ【Renta!限定描き下ろし付】 

俺たち家族になれるかな——

見所・内容をザックリ言うと

  •  恋人から、家族になるまでの物語
  •  ホモカップルが子育てに翻弄される
  •  育児の合間を縫って行われる発展行為

 

こんばんは、 氷太よ。

今日は倉橋トモ先生の

『家族になろうよ』

を頂いていくわね!

アタシこの漫画めっちゃ楽しみにしてたのよね。

単話販売だったからさ、ずっと待ってたのよ。

ほら、氷太って単話販売に憎しみ抱いているやん?

大体、待つ時間が長いとそれだけ期待しちゃうもんだからさ、ハードルが上がるというか期待しすぎてしまうというか。

???「口ほどにもありませんわね」

みたいなセリフ呟きがちなんだけど・・・。

これほんと良かったわよ。

Twitterでの反応

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そうなのよね~。

この漫画の魅力って4文字で凝縮して伝えると「ほっこり」なのよね。

コラそこ!

「もっこり」じゃなくて「ほっこり」!!

全く・・・油断も隙もないわね。 

そうやって物事を先走り(意味深 で考えちゃダメよ?

初期の状態からもう主人公達は長年付き合っている状態なので、安定した恋人関係にあるわけなんだけど、 主に描かれていくのはいかにしてに家族になっていくのかってところね。

ハラハラするような出来事は特にはないんだけど、人の営みの核心を突くような部分もあるからただ甘ったるいだけのハートフルドラマでは収まらない。

読み終わると「家族っていいもんやな!」って思わせる力を持った作品なのよ。

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あらすじ

つきあって8年になる千秋と和馬。

ある日、彼らの元へ涙を流しながらやって来た幼なじみ・巴は言った。「あゆをお願いっ……!」そうして、突然“パパ”になった彼らの生活は一変! 

知識ゼロからの育児、仕事と両立する難しさ、邪魔される夜の営みetc……あゆの存在は、2人の心と関係にも変化をもたらして……?

様々なかたちの“絆”を描く、愛に満ちたハートフル・ストーリー!

こんな感じね。

育児の要素も兼ね備えた内容になっているわ。 

アタシ的には「へ~そんなんだ・・・!」と勉強になった部分は結構あったのよね。

まあ活かせるのは恐らく来世になるんだろうけど。

いやほんと育児って大変なのね・・・。

こりゃ確かに育児ノイローゼになる人の気持ちも分からんでもないわ。

そんな中ちゃんと育児していく金髪ヤンキー風の子が特に凄いのなんのって・・・。

アタシも育児されたもんだぜ!!

実際に子育てしている人が読んだ場合どういう感想を抱くのか、ちょっと想像できないんだけど未経験の人間にはそういう部分もかなり読み応えあると思うわ。

登場人物 

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千秋(表紙右)×タチ

会社勤めの優男。

楽観的な性格で、温和な性格。

もうちょっと特徴的な設定盛り込んでも良かったのでは?

和馬(表紙左)×ウケ

在宅の仕事をしているヤンキー風の男。

家事全般が得意で、基本的に育児に関する母親的な存在となっている。

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感想

アタシちょっと思ったのよ。

「家族みたい」と「家族らしい」って凄く当人同士の距離感って近いんだろうけど、同じではないんだなって。

ホモって基本的には自分の家族って作れないでしょ?

結婚する事もないし、子供を産める訳でもないし。

現実のホモのカップルの絆って結構、脆いのよね。

結局、守るべきものなんてないんだもの。

だからこういう物語が、現実にもあって欲しい・・・。

なんてちょっと夢を見てしまうような物語だなぁって思っちゃったわ。

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この物語の流れって、ホモカップルが幼馴染の子を託されて育児して何かを見出していくっていうこの言葉に表すことのできない「何か」が勿論重要なんだけど、もう1つ大事な部分が描かれていると思うわ。

何をもってして「家族」になるのか?

ここもかなり重要な要素になっているわね。

家族になるっていうのは本人達の意思だけでは成り立たないという事なのよね。

周りからも認められなければならない。

アタシはそういう認識が今まで全くなかったから、かなり目から鱗だったわね。

そういう意味では家族という関係を作り上げていく部分と、家族と認められていく部分の2つの物語で成り立っている漫画と言えるはずなのよ。

だからこそ残念な部分があるわ。

アユのお母さんである巴さんって、戦場カメラマンで千秋と和馬の幼馴染な訳なんだけど、アユを託す時にこう言うのよね。

「世界には私を待ってる子供達がいる」って。

ここちょっとアタシ的には「は?」としかならなかったのよね。

「ここに貴女を待っている子供がいる」とは考えないのかしら・・・。

娘よりも世界中の子供達を選択したっていう部分が別におかしいなんて言わないわ。

たださっきも言ったように、この漫画は「家族であること」を周りから認められていく物語を含んでいるのよね。

ホモっていう存在はマイノリティー、少数派な存在なの。

そのマイノリティーな存在が、1つの家族を作り温かく迎えられていくのがこの物語の本筋なはず。

なのにこの人はマジョリティー、つまり多数派な存在を選択しちゃった訳なのよね。

世界中の子供達を選択したわけよ。

ここがちょっと「う~ん」となってしまう所なのよね~。

物語の設定としてそぐわない、異質なキャラクターだなって。

そんな人が千秋と和馬の1番の味方って感じに描かれるのが違和感を感じないの。

カッコイイ生き方をしている珍しいタイプの女性なのは分かるんだけどね。

 

まあでもメインは千秋と和馬な訳だし、育児の合間を縫っての発展行為という本来ありえない設定を生み出してくれたこの人には土下座して感謝すべきなのかもしれないわね。

ちょっと見てはいけないものを見てしまっているような背徳感と、2人の可愛らしさに超萌える訳だしね。

あ、和馬さん。ごちそうさまでした、美味しく頂きました。

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まとめ

嫌な出来事、嫌な登場人物が一切出てこない暖かさに溢れた漫画。

キャラクターに華があり、見る人を選ばない内容よ。

入門書としても最適なんじゃないかしら!

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今回の漫画

 

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