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ホモがBL漫画を斬るわよ!

独特の視点でBL漫画の感想を述べていく唯一無二のレビューコンテンツ

【感想】『ギヴン3/キヅナツキ先生』―歓喜と悲哀の変奏―

ギヴン(3)

ギヴン(3)

俺がその「次」になりたい――

見所・内容をザックリ言うと

  •  バンドとして正式に走り出す中繰り広げられる恋愛模様
  •  今までの伏線の回収と新たな伏線の発生で引き込まれる
  •  かなり深く梶さんについて描かれる

 

こんばんは、氷太よ。

今日はキヅナツキ先生の

『ギヴン3』

を頂いていくわね。

*続きモノなので知らない方は意味不明かと思われます。こちらの記事を参照して下さいませ。

 

・・・うん、もうすっごく良かった。(恍惚

アタシがBLに求めているモノがパンパンに詰め込まれている。

それでいてバンドを軸とした人間関係の青春も素敵☆

 

しかし梶さんがこんなキャラだったとは・・・。

気さくな良い兄ちゃんキャラがどこに行ったんだ・・・?

 

・・・まあこれはこれで、有りっちゃ有りですが。

 

しいて言うならもうちょっと裸体を見たか・・・ウッ!!

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あらすじ

高校生の上ノ山立夏は、佐藤真冬の歌声を偶然聴き衝撃を受ける。上ノ山は梶 秋彦や中山春樹と組んでいるバンドにボーカルとして真冬を加入させ、ライブ出演を目指して曲作りを始めたが、真冬が担当する歌詞がなかなか出来上がらなかった。だが、ライブ当日、真冬はふっきれたように想いを曲にのせて歌い、ライブは成功を収める。同時に、上ノ山は真冬への想いを自覚し、舞台袖で真冬に……。

こんな感じね。

って言いたい所だけど、これ2巻の内容じゃね?

広報が薄いよ!新書館何やってんの!!

この3巻では大成功を収めたライブのその後が描かれていくわけなんだけどさ。

梶さんと春樹の出会い、バンドを組むようになった経緯。

そしてタイトルでもある『ギヴン』の意味についても明らかになる上、今まで謎めいてた梶さんについ

真冬の音楽の才能の目覚め・・・って感じのちょっとBECKっぽい内容も展開される。

意外と音楽に関する話もおろそかになってはいないのよ。

まあその他のメンバーに関しては完全に恋愛にうつつを抜かしてやがるけども。

 

ちゃんと向上心持って生活してるのは真冬だけやで・・・。

偉いよ・・・まふゆうううううううううううううっ!!

 

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さて・・・恋愛部分中心にもう1回見ていくか。

真冬そんな好きでもないしな。

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感想 

まず全体的に、何が1巻・2巻と比べて向上してるのかと言われるとキレッキレの笑いの要素よね。

結構キヅナツキ先生の漫画って、登場人物多い上にそんなに意味を持たないモブキャラの自己主張が強いっていう印象を持ってたのよねアタシ。

・・・コイツさっきからウゼええええ!!

ってなる事もあったんだけど、もう今作は最高に良かった!!

不要なキャラ1人も居ないもんね!

あ、物語云々には関わりはないんだけど、物語を語る上で良いエッセンスとなるキャラしかいないという事ね。

立夏の同級生とのやりとりとか最高に笑わせて貰ったわ。

セミの話とかなんだよアレ・・・。

 

卑怯すぎやしないかしら・・・。

あんなん笑っちゃうし、ちょっと勉強になる雑学で感心しちゃったわよ。

おまけで見れる4コマ漫画もクオリティ高すぎ!!

もともと4コマすっごく上手な方よね?

リンクス』の4コマもめっちゃ面白かったもんなぁ・・・。

タチとウケで分かれてご飯食ってる、「ピンポーン!!」の所がアタシのお気に入り。

 

それと物語の流れが上手い。

アタシずっとベースの春樹の恋の行方が心配なのよね。

結局なんだかんだ、立夏と真冬は上手くいきそうな未来を今まででも感じ取れる仲だったんだけど、春樹は違う。

なんだか報われない・・・。

というか自己犠牲の強い恋愛をしてるな~と気にはなっていたのよ。

だけど今回描かれる梶との出会いとバンドを組むようになった経緯。

その始まりに描かれる春樹が髪を伸ばしている理由。

もう、これは単なる大学生の恋愛ではない。

凄く大人の、優しさに満ちた片思いなんだとアタシは鳥肌が立っちゃった・・・。

 

んでその後の寝ている梶さんの可愛らしさって、何て書けば伝えられるのかしら?

「モゴモゴ」とか「プー」じゃねえよ・・・。

なんだよこの生き物可愛すぎるだろ・・・・。

萌えの要素もどこまで完璧なんだよ・・・・!!

 

だけどここからまた物語が動く気配がプンプンする。

順風満帆そうに見える立夏と真冬に関しては、バンドを通して何か亀裂が入りそうな変化が見受けられるし、何より梶さんの闇を感じさせるような底なしの沼のような部分を見せ始めたのが気になる。

ヴァイオリニストだったのに、何故ドラムを選んだのか。

隠している素行は何なのか?

そもそも何故春樹にソレを見せないようになったのか?

雨月との関係は?お金がない理由は――?

 

主人公達全員に、新しい変化と伏線が見え始めるけども、特に梶さんに感じての掘り下げ方が半端無いの。

皆幸せになって欲しい・・・けど。

きっと誰か取り残される人が出てくる。

そんな予感がするのよ・・・。

オカマの第6感舐めないで。

・・・そんなに当たった事はないけれど。

 

まとめ

文句の付けようがない最高に素晴らしいBL。

全てが完璧ではないという世界のありのままの姿の中、前に進んでいく人達の強さと弱さを感じさせる物語よ。

必ず読んだ方が良いわ。

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