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『インディゴの気分/丸木戸マキ』【感想】

インディゴの気分

インディゴの気分

お前みたいになりたかった——

評価/名作
内容をザックリ言うと
  •  若かりし頃の木島先生の話
  •  ホロ苦い現実と恋愛を描く
  •  相変わらず物語が小説のよう

 

こんばんは、氷太よ。

今日丸木戸マキ先生の

『インディゴの気分』

を頂いていくわね!

 

やっぱり出たわね・・・!!反響が大きかったのかしら。

この漫画は前作『ポルノグラファー』で描かれた話の過去の物語になってるわ。

アタシでも過去の話も読みたいってなるくらい、凄く哀愁に富んだお話だったのよ。

雨の日にピッタリなBLって感じのさ。

 

タイトルも中々詩的で良いじゃないの・・・。

「今日のァタシ・・・マヂインディゴの気分」 とかツイートした女の腐女子認定が捗るわ。

そんじゃどんな物語なのか読んでいきましょうかね。

 

あらすじ

ポルノグラファー

ポルノグラファー

「じゃあ、こいつのブツをしゃぶれるか?」 ――イカせられたら俺の遺作はくれてやる。蒲生田の問いかけに、木島は訝しく眉をひそめた。あまりの提案に悪趣味だと狼狽する城戸だったが、木島の脳裏には、この仕事が絶対に欲しいと懇願してきた城戸が、あのとき握られた手の熱さが、よぎった。 「やるよ。何てことないだろ、これくらい」 そう言うと、城戸のまだ柔らかなそれを口に含み、いやらしく音を立てながら舌を這わせはじめる……。かつて憧れた男が跪き、淫らにその屹立を咥える光景は城戸の嗜虐心をひどく煽った。そして――……。 [ポルノグラファー]から遡ること数年。凡人の憧れ×天才の孤独を描いた、城戸と木島の“言えない”過去の物語。

こんな感じね。

もうあらすじの時点で完全に官能小説よね。

一見「何でそうなるの?」ってなる人居ると思うけど、物語のとしてキチンと筋が通ってるからそこら辺の心配はないわ。

 

それにしても・・・アレかな?

丸木戸マキ先生も官能小説結構読み込んでるのかしら・・・。

フランス文庫とか本棚にズラッと並んでたりするのかしら(ドキドキ

 

未だかつてないくらい、エロさと品位を併せ持ってる紹介文よね。

書けって言われてもアタシには書けないわ・・・。

「あぁ・・・おお・・・パキュ・・ン・・・。」くらいのボキャブラリーしかない。

ブログ止めちまえって感じよね。

 

登場人物

インディゴの気分

インディゴの気分

木島(表紙の人)×受け

相変わらず闇を抱えた作家さん。

人としてソレどうなの?って思う部分もあるけど、醸し出す色気が全てをカバーする。

 

城戸×攻め

前作のサブキャラにして今作の主人公。

ズルい人なのか良い人なのか、読む人によって大きく変わってくるであろうキャラクター。

 

感想(ネタバレ有り)

インディゴの気分

インディゴの気分

 

今作でもドン底に居るのかよ・・・!!

って正直思ったわね。

だがそれが才能に溢れているものの、人間としてどうしようもない部分を持ち合わせている感じが、文学家って感じがして良いのよ。

 

物語や時系列こそ違うものの、繰り広げられる展開は前作と共通する部分がある。

このシリーズは木島先生の闇と光を描いていくような作品だからね。

でも特筆すべきなのは闇と光の釣り合いが取れてないって所かしらね・・・。

 

BLだけに限らず、映画やドラマでもそうなんだけど、待ち構える困難以上のハッピーエンドが最後に待ってるもんじゃない?

「ああ、それなら良かった。報われて本当に良かった。」って。

でもそこまで行かないのよね・・・。

終わり方が上手なのよ。

 

丸投げして「結末は読者に任せます」って感じでもない。

かと言って完全なハッピーエンドとまで描かれるわけでもない。

暗闇に居る人間に、暖かな朝日が当たるような、そんな終わりを迎えるのよね。

モヤモヤする事のない、可能性を感じさせるような柔らかな終わりを迎え方をするのに注目して欲しいわね。

 

ヤダ、何イキナリ終わりについてお話ししてるのかしらアタシは・・・。

早漏にも程があるわね!メンゴ☆

実生活でも最近マジで早いのよ。

6ピストンくらいでドピュンっとしちゃうの。

 

さて物語に触れていきましょうか。

さっきもお話したように、展開自体は前作と似ている。

木島先生の相手となる人間が、今作では城戸になったって感じね。

 

ただ相違点は勿論いくつかあるわ。

まず大学時代での顔見知りである事。

次に共通する仕事に携わっている事。

そして2人共、恵まれない環境下に居る事。

 

特に最後、ここが最も大事な部分になるわ。

2人共、自分自身を燻ぶらせているような状態なのよ。

この物語では何歳なのかは分からないけれど、大学を卒業して何年も経ってるから良いお年頃なんだろうとは思うの。

 

だからこそ、焦燥感みたいなのが表れてるのよね・・・。

このままじゃいけない、でも光が見えない。

だから目の前に居る人間と結びつこうとしてしまう。

恋愛とは言えない、ほろ苦い一時の情と重ね合わせてそれが描かれていくの。

 

でもアタシには光に向かってではなく、坂道を転がり落ちていくような悲しみに満ちたものにしか思えない。

人ってこんなに弱いもんなんだな・・・ってね。

ぶっちゃけ甘々な恋愛を見たい人には向いてない漫画よ。

人の生きざまを見せつけてくるような、愛憎を含んだ大人の物語なの。

 

まとめ

インディゴの気分

インディゴの気分

 

こっちよんでから本編読んだ方が1つ1つの言葉の意味をより深く理解できるかとは思う。

でも物語中盤に驚きの展開があるから、やっぱり『ポルノグラファー』→『インディゴの夜』を読む事をオススメするわ!

 

ちなみにポルノグラファーの後日談的なものも収録されているわよ。

そうね、一言木島先生へ言葉を贈るなら「良かったわね・・・!」って感じかしら。

作中に出てくるキーパーソンの師匠も、凄く良い味出してたしね・・・。

物語性のあるBLを読みたい方、物凄くオススメよ! 

 

大変美味しゅうございました!
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