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On Doorstep / CTK 【感想】

この本の評価 【普通】
ストーリー
(3.5)
読みやすさ
(4.0)
描写・美しさ
(4.0)
発展シーン
(3.0)
総合評価
(3.5)

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「卑怯だけど嫌われたくない――」
内容をザックリ言うと
  • 非行少年と元警官のお話
  • 少年らしさ・大人の魅力が対極的に描かれる
  • 全体的に漂うそれぞれの色気が素晴らしい!

氷太

こんばんは、氷太よ。今日もBL漫画をぶった斬っていくわよっ!

 

ちょっと悪い感じの男って、魅力的よね・・・!

ワイルド・・・とはまたちょっと違う魅力なのよね。

とは言えだ。どうでも良い話なんだが・・・。

 

この左側の人がアタシが今やっているゲーム『FEエコーズ』のパイソン兄貴にしか見えない。

コイツ磨けば光るんだけど、磨かねーと光らねーんだよな・・・。

 

この子が電車内でスリ行為をしている所から物語が始まるわ。

On Doorstep レビュー

あらすじ
泥棒のジミーは、スリの現場を中年の男・リースに取り押さえられた。仕返しをしようと、彼の家に空き巣に入ったが、彼が元警官で、さらにある“トラウマ”を持っていることを知る。複雑な過去を持つ大人の男への好奇心は、傍に近付くほど、急速に恋心へと変わっていって――。表題作の色気たっぷりな単行本大量描き下ろし、傲慢な芸能エージェント×落ちぶれた中年役者の読み切り「ラッキー・ビル」を収録、オトナの男達のリアルな恋を描いた一冊。

まずは試し読みで内容を見てみる

登場人物

ジミー(表紙左)×攻め
スリを日常的に行う非行少年。

その現場を目撃したリースにより取り押さえられる。

大人なリースの魅力にイチコロ☆にされる

リース(表紙右)×受け
トラウマ持ちのイイ(ウホッ♂)男。

元警官で今現在は本屋で働く。

ジミーの押しの勢いに、徐々に気持ちが揺らいでいく。

仕方ないとはいえ物語後半のめんどくささ、半端じゃない。

感想

あ~・・・表題作1本じゃないのか・・・本編は結構骨太な物語だけど。

自分のトラウマの克服、ではなく他人のトラウマへの好奇心から恋愛に変わるってのは中々良い設定なんじゃないかしら。

アタシもこんな大人でハードボイルドな恋愛してみたいもんだわ・・・。

 

「俺に惚れたら火傷するぜ・・・」

 

んなああああんつって!!

 

 

 

さて本腰入れてレビューしていくわね。

う~ん・・・・。物事の進め方1つ1つがイチイチ軽くない?

というよりいかにもBLに突入させようとする不純さを感じるのよ。

  1. スリ発見される
  2. 仕返しに空き巣に入る
  3. 犯人ってバレてないか見極める為にリースの職場で働く
一見自然な流れに見えるかもしれないけどさ、3の行動って普通に考えると完全に不要なんだよなぁ・・・。

そこ、見極めて一体どうするつもりなの?

 

空き巣に入る事によって、リースが元警官だってことと、過去の出来事について知る。

つまりこの物語を進める上では、リースの家に空き巣に入るっていう行為は必須条件だったと訳なんだけどさ・・・。

 

そこでの一言こちら。

「なら誰かが家に忍び込んだのを見たらその犯人を何が何でも探すんじゃねぇの?」

 

いやいやいやいや!何を仰いますやらちょっとお待ちくださいよ!?

一般市民だったら何なの?ここで終わってるの!?

家に不法侵入された形跡あったなら、誰でも犯人捜そうとするだろうよ・・・。

一般市民ナメんじゃねーわよ!!

ここのくだり凄く残念。もうちょっと細やかに描いて欲しかったわね・・・。

 

普段青年誌読んでる人間からすると、物足りないとかそんなレベルじゃなくって頭弱いのかな?と疑ってしまうレベル。

この程度の根拠と流れだと、いかにもBLさせる為の材料にしか見えなくってかえってアタシは萎えたわ。

リースの痩せている様子見て「どーした俺」じゃねーわよ。

何トキメモってんのよ。何だこのチープな流れ・・・・。

 

と思いきや朗報、ジミーホモだったwwww

前言撤回、チープだったんじゃない。

極自然な流れだったんですね、リースみたいな人がタイプだったんですね。

すいませんでしたでござる。

ここでノンケ路線貫かれたら、アタシの読破する意欲を粉々に貫かれる所だったわ。

 

早朝、一服する2人。何よ・・・。

さっきまでクソ面白くなかったのに、何いきなり大人の雰囲気醸し出してるのよ・・・。

こういうの・・・アタシ・・・好きよ。

 

ほんと、最近禁煙禁煙ってうるさいけどさ。

アタシが1つ名言を差し上げようか。

「タバコは少年を大人にする。」

 

・・・え?臭い付く?体に悪い?すいませんでした。

まあとにかくこのシーン何度もウットリ見ちゃったのよ。

ジミーが頬を染める部分とか、「あ~コレコレ・・・!」と胸が一杯になってたのよ。

 

だけど見ている内に1つの疑問が沸き出てきた。

どう見ても100ライターのようなプッシュタイプのライターなのに、何故に「キン」なんて金属音が出るんだろうか・・・。

このシーンでは金属的なものが見当たらないのだが、これは素人の考えだろうか?

 

つーかこれどっちのライターなの?

リース「火貸してくれ」って言ったからきっとジミーのライターよね?

流れ的には完璧にリースのライターみたいになってるんだけど。

・・・返してやれや!!

 

そしてその後のジミーの頭の回転の速さには驚かされたわ。

「俺はバカじゃない」

確かにそうだ、認めざるを得ない。物語序盤はバカそのものだったが。

もうここらへんから一切落ち度を感じさせない、完全に大人の恋愛になっていくわ。

 

オツムの悪い幼稚な少年ではなく、しっかりとリースを支えようとする大人へと変貌を遂げている。

しかも気配りのできるイケイケ系っていう新しいジャンルのジミーが何とも言えない魅力を出してるわね!

スタイリッシュ・・・という言葉だけで当てはめるには不適切。

 

何て言えばいいのかしら・・・。

そう!そうよ!フェロモンが漂っているの!!

こんなの濡れるに決まってるじゃないのジュンジュワ~。

こういう所の描き方、ちょっとだけナツメカズキ先生と重なるわね。

 

ただ問題はリースのトラウマね・・・。

トラウマだけあって、容易に掻き消す事は中々難しい。

そしてここで、すっかりと消え去られた設定かと思われたジミーの行った「空き巣」という行為がスパイスとして効いてくる。

 

う~ん・・・ここらへんは凄く色々な要素が絡み合ってて良いわね。

いいわ、いいわよ・・・もどかしい感じがすんごく出てる!

これは一筋縄では行かない恋愛ね・・・。

後半部分は年下好きな人は堪らない内容なんじゃないかしら。

 

若さって本当に武器だよな~って思うわ。

真っ直ぐである事って本当に素晴らしい事よね。

ただお生憎様、アタシは年上が好きなの。真っ直ぐさに心打たれる事は基本的にないの。

 

最後のまとめ方に関しては、「フ~ン・・・」くらいの印象しか受けれなかったわ。

終わり良ければ全て良しとは良く言ったものね。

一気に評価が下がっていく。

よく言えば無難。悪く言えばありふれている。

そんな結末だったわね・・・。

 

想いの丈を相手にそのまま伝えてるからこそ、胸を打つんだろうけどさ。

何か・・・こう、演出が物足りない。

ただ「暖かいお前が好きだったんだ」の部分だけはヤバいなと思ったわ。

ちょっとだけ『やさしいあなた…』の映画のようなシーンがフラッシュバックしたもの。

 

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まとめ

そうねー・・・悪くない、全然悪くないのよ?

キャラクターの魅力、伏線の回収、そして昇華させていく技術はピカイチだとは思うんだけど『カッコイイキャラクターを描こう』と力み過ぎな印象も垣間見れる作品だったわね。

 

ただあまりにもルックス頼みというか、内面を描き尽くせていないというか・・・。

色気が素晴らしくあるのは分かる。

でもそこじゃないのよね、アタシがBLに求めているのは・・・。

 

感情移入できるかどうかなのよね~・・・。

もう1歩2歩足りないのよ。中盤は秀逸だったんだけど・・・。

氷太

ご馳走様でした。
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