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無邪気なわんこと猫かぶり 【感想】

この本の評価 【普通】
ストーリー
(3.0)
読みやすさ
(3.0)
描写・美しさ
(4.0)
発展シーン
(4.0)
総合評価
(3.5)
君なら理想の僕じゃなくても——
内容をザックリ言うと
  • タイトル通りの2人の組み合わせ
  • ほのぼのとした内容に少し大人の苦みを含んでいる
  • 古典的な物語展開に物足りなさを感じた

氷太

こんばんは、氷太よ。今日もBL漫画をぶった斬っていくわよっ!
今日はにやま先生の無邪気なわんこと猫かぶりを頂いていくわね!

にやま先生の漫画ってアタシ初めて読むんだけど・・・。

アッサリしてるのに濃ゆいっていう変わった絵柄してるわね。

普段フニャフニャしてるのに、ここぞという時に固くなるアタシの逸物みたい。

・・・うん、そんな事誰も聞きたかないわよ。

 

この漫画、スピンオフ作品があるのよね。

それが『僕のおまわりさん』よ。

そうとは知らず、実はアタシ先にそっち読んじゃったのよね。

スピンオフはスピンオフって一目で分かるようにタイトル工夫して欲しいわ。

 

慌ててコッチも買って読み直したわよ。

さて、じゃあ見ていきましょうかしらね。

無邪気なわんこと猫かぶり レビュー

あらすじ
八木尚人は誰かに嫌われることが怖くて、いつだって「理想」を演じてきた。そんな考え方を「臆病」と笑いとばした男・赤坂徹との出会いは、友人に半ば無理やり連れてこられた“街コン”。あり余る若さに振り回され帰路についた八木は、後日、思いもよらない再会を果たす。

住む場所をなくし困り果てていた赤坂を助けたことから始まった同居生活で、ただのやっかい者だったはずの存在は、いつしか拠り所となっていて――?

登場人物

赤坂(表紙右)×攻め
アラフォーの猫かぶりのオッサン青年。
人に嫌われる事を恐れ、相手にとって理想の人間であろうと振る舞ってしまう。
八木(表紙左)×受け
八木の一回りも年下の青年。
無邪気で不意に、相手の核心を突くような発言をしてしまう。『高校デビュー』のフミ君にソックリ。

感想

この漫画はそうね・・・。

シリアス3割コメディ7割くらいの比率かしらね。

典型的な「それ、現実ではあり得ませんよね?」ってくらい超漫画的に進行していくわ。

 

しっかし漫画で見かけるこういう優等生キャラ。

アタシにはよく理解できないわ——。

何でそんなに人に嫌われる事を恐れるのかね?

 

他人は他人、自分は自分。ありのまま生きればいいのに・・・。

 

だからお前は嫌われるんだよ。

 

 

この漫画は完璧に典型的かつ古典的、そして王道路線なんだなって思ったわ。

人に嫌われる事を恐れる優等生キャラ、その相手として登場する無邪気なワンコ系キャラ。

影に光を当てるように、自問自答しながら相手と結ばれていく、そんな物語。

 

完璧よ、ウン。確かに完璧。

でも演出過多でお腹一杯って感じかしらね。

特にこのワンコ系キャラ赤坂の存在が。

 

見た目こんなに可愛いのに、こんなにトキめきを覚えなかったのは初めてだわさ。

タイトルにある通り、『無邪気なわんこ』として描かなければならなかったのは分かるわ。

でもね、一周回ってあざとすぎるわ・・・さとう珠緒見てるみたいな心境になるの。

 

「ほら、どこからどう見てもわんこキャラでしょう?可愛いでしょう?」

が行き過ぎてて獣臭さすら感じるのよね。

冒頭から「うわぁ~」って感じで見てたけど、その後起こる出来事。

 

火事の被害に遭う→風呂行こうとする→財布失くす→八木と出会うっていうこの無駄が無さ過ぎるような流れよ。

現実じゃ相当計算しないと生まれない現象をサラっとやってのける・・・!!

その後、面識がある程度の八木の家に転がり上がるこの様子と言ったら…。

無邪気と無神経は違うわよおおおおっ!!って穴があったら叫びたかったわ。

穴がなかったから、久々にタブレットをブン投げたわよ。

 

こういうのが、アタシが始めに言った典型的かつ古典的って評価した所以なのよね。

「ああ~、本当に漫画に過ぎないんだなこの物語は・・・」ってなってしまったわね。

この後もこういう展開の連続、『らんま1/2』かよ・・・!って思った。

いや、コメディ漫画なんだからそれでいいんだけどさ。

リアリティを求めているアタシから見ると、合わない漫画だなってこの時点で察知したわ。

 

それともう1つ、作中で出てくるセリフ

「女が面倒だから男じゃどうかな?」

 

・・・え?どういう意味?

 

アタシずっと考えてたのよ、何でこうも感情移入できないんだろうって。

恋愛の起点にあるのが、こういう宙ぶらりんの意味不明なスタンスだからなのねきっと。

作中よく出てくるのよ、ノーマルとかそうじゃないとかさ。

 

じゃあ一体テメーらは何なの?

そこ、そんなに大事?

「女が面倒だから男にしよう」がすんなりいく世界なのに?

と小一時間問い詰めたくなる。

 

そんな中「ノーマルだから」とかそんな事言われてもさぁ・・・。

相手を思って突き放すなら、ちゃんと断ち切れよ!

物語自体も恋愛自体も、結局ご都合的展開でしかないのよね。

中学生の恋愛見てるみたい、まるでお子様ランチよコレでは。

 

BLってリアルゲイに向けて作られてるんじゃないって事は重々承知してるわよ?

でもその上で言わせて欲しい。BLはもう、登場人物全員ゲイにしろ。

ノンケを扱って整合性の取れる作家なんか、一握りしか居ないから!

 

あとは発展シーンとか元サヤになった時は上手なんだけど・・・。

壁にブチ当たる時のシリアスなシーンの重たさというか、ムードというか・・・。

物凄く物足りなさを感じるわね・・・。

 

普通逆なんだけどね、発展シーン方が圧倒的に難しいと思うんだけど・・・。

ここはもうちょっと頑張って欲しいかなって思ったわね。

ホロ苦さではなく、『何だか苦そう』って印象しか受けなかったから。

まとめ

甘ったるい恋愛に、苦み成分投入しましたが如何でしたか?って漫画。

そうね、一言でまとめると母性本能が問われる漫画って感じかな。

とにかくキャラクターどちらかに肩入れできないと、楽しむ事はできないわ。

 

クオリティが高い事は認める。

一気にガラっと違う雰囲気を差し込むワンカットとか、凄いなとは思ったもの。

でも感情移入できても、決して何かメッセージ性のある漫画とは言えないわね。

 

「あーほのぼのした。さて次は何を読もう」そのレベルよ。

それでも充分凄いんだけど、アタシ個人的はもっと他に読むべき漫画あると思うわ。

氷太

ご馳走様でした。

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