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メルヘン課長とノンケ後輩くん 【感想】

この本の評価 【名作】
ストーリー
(4.5)
読みやすさ
(4.5)
描写・美しさ
(4.0)
発展頻度
(1.0)
総合評価
(4.5)
少なくとも、恋はしてないわ——。
内容をザックリ言うと
  • ホモ上司とノンケ部下によるオフィスラブ
  • 大人の真面目な恋愛にコメディ要素とメルヘン要素がある
  • 懸命に頑張るノンケと振り回される上司が可愛い

氷太

こんばんは、氷太よ。今日も元気にBL漫画をぶった斬っていくわよっ!

今日はミナモトカズキ先生の『メルヘン課長とノンケ後輩くん』を頂いていくわね!

カズキ先生はねぇ・・・個人的に凄くシンパシーを感じるのよねぇ~・・・。

 

何ていうか生き様?恋愛観?

そういうのが大変申し上げにくいんだけど、アタシ並みに充実してなさそうなのよね。

何かそういう幸薄そうな感じが、漫画から伝わってくるのよ。

だからどの漫画でも、登場人物の顔面が同じだけど何だかんだ許して来ちゃったのよね。

 

ただねー、今回この作品で、1つだけ絶対的に言える事があるわ。

カズキ先生、ズルリと一皮剥けやがったわね・・・!!

ご都合主義的なハッピーエンド方面に進んでいかないの。

 

恋愛って自問自答の連続だわ。

何が正しくて、何が間違いなのか、分からない。

マニュアルなんかないから、自分の信じた道を行くしかないのよね。

でも、自分の道を信じられる程、自分は強くはない。

 

そういう恋愛を、セクシャリティーをきちんと踏まえながら描いているわ。

アタシにはこの2人の流れ、この間、この関係が凄くシックリ来る。

ホモが描く、恐らく実体験を交えたであろうこの物語、非常に良かったわ。

じゃあ、解説して行くわね。

 

メルヘン課長とノンケ後輩くん レビュー

あらすじ
ゲイを公言している犬飼課長。女性社員の恋愛相談にのったり、複数の男と付き合ったり、人生楽しそう。しかし後輩のイケメン社員・高木くんは「本当にそうだろうか?」と思う。「課長は本当のロマンスを知らないだけでは?」
乙女でメルヘンな課長さんと、クールなノンケ後輩くんのラブロマンス。「あの人の頭と同じくらい、俺の股間もメルヘンだ!」 BL? コメディ? いえ……これは【誰かが誰かに恋をする】物語です!!

登場人物

表紙右 高木×攻め
クールで淡々とした仕事ができる部下。
女子社員に恋愛とは?を語る部長に違和感を感じている。
自分の気持ちの正体を確かめる為に、部長と関わろうとする。
表紙左 部長×受け
オネエ臭がドギツイ御年34歳のホモ。
理想を語る乙女だが、実際している行動とかけ離れている事に気づいていない。
無愛想で先が読めない高木に振り回されていく。

感想

やられた・・・コレは考えさせられるお話だわ・・・。

もう初っ端の部長のオネエ系恋愛伝道師っぷりがリアル過ぎて怖いww

そうね、吉池マスコ先生とか羽生山へび子先生の作品によく出てくるコテコテなオカマキャラが好きな人は、もうこの時点でグサリと胸に刺さるんじゃないかしら。

 

部長とOLの恋愛談義を聞きかじりながらも冷静に仕事をするノンケ、高木。

「プライベートで幸せな恋愛しているんだろうね。」と発言するOLの言葉にどうしてもそうは思えず、部長に夜付き合って欲しいとお願いする。

無愛想な高木にお誘いを受けた部長は、戸惑いながらOKする。

 

まだ4ページ目くらいなのに・・・アタシったらヤダわ・・・。

久々にBLを読んだからか、高木君がどストライク過ぎるルックスと性格だからなのか・・・。

氷太

ホギャアアアアアアッ!!ゴロゴロゴロゴログルコサミンッ!!

と脳汁全開になってしまったわ。

 

皆分からないかもしれないけど、昔ボンボンで連載されていた餓狼伝説のテリーくらいオカしいテンションになってしまった。

ただここからが本番よ。

アタシがカズキ先生が一味違うなと思った展開になっていくの。

 

どうしても部長が幸せに満たされているとは思えない高木君。

世に蔓延るオカマキャラの人への自分なりの評価を語るの。

アタシも「なるほどなぁ~・・・」と思う事を言うのよ。

高木「幸せに振る舞うのがうまいだけなのかなって」

 

コレねー、アタシも思った事ある。その上でこう思ったのよ。

幸せに振る舞うのがうまいんじゃなくって、幸せを誰かに振る舞うのが上手なのよ。

あ、言っておくけどアタシは下手よ?

崖っぷちに人が立っていて「押してくれ!」って頼まれたら、ズシンッ!と押すもの。

 

非常にどうでも良い話になったわね・・・!

そういう事を高木君が語るんだけど、部長は「私は幸せ」と自分の幸せを語りだすの。

でもそれは普段口にしているロマンスとは程遠い物だった。

刹那的な肉体関係の事ばかりしか思い浮かばなかったのよ。

 

「ロマンスってなんじゃい!?」って思った人、絶対居るわよね。

そうねぇ~・・・何て言えば良いかしらね~・・・。

3日間、花と夢コミックス読んで来いとしか言えないわね。

メルヘンチックな乙女思考みたいな感じかな。

 

そんな感じで高木君は悟ってしまうの。

キラキラとロマンスを語れるのは、ロマンスを体験した事がないからだと。

確かに・・・そうかもしれないわ。

意外と恋愛経験ない人の方が迷いもなく恋愛を語れちゃうものなのよね。

 

そしてアタシ、ここで気が付いちゃった。

何でわざわざハードルの高い『ノンケ』設定を高木君に盛り込んだのか——?

ここホモ同士じゃ、部長が自分自身で普段語っている『ロマンス』とは如何にかけ離れた行動を取っているかに気づけないのよね。

この『本当はロマンスを知らない』事に気づく事は、後々非常に重要な要素になってくるの。

 

ただ、さすがカズキ先生は分かってはるわ。

ノンケとしているけれど、ノンケがホモに恋に落ちるハズがない事を熟知してる。

だからちゃんと「もしかしたらバイなのかも」と、絶妙に濁らせているわね。

これなら突拍子もないような高木君の行動も、違和感なくネットリと見つめられるわ。

 

あと面白いのは、部長がロマンスを語ってメルヘンチックな状態に陥ると、頭からキノコが生えてくる事かな。

コレは非常に面白い描写だわ、いかにその言ってる事が非現実的なものなのかっていうのが、コメディ感覚で伝わってくるもの。

と同時に高木キュンの一々カッコイイセリフに、アタシの股間にもいつの間にかキノコが生えてるわ。

どうやらアタシの股間も相当メルヘンなようね。

 

そんな感じで同情から始まったのか、それとも僅かでも恋愛感情を抱いていたのか。

高木君は部長に本当のロマンスを上げたいと感じるようになり、奮闘するのよね。

でも部長はトラウマ持ちではないものの、乙女故に恋愛に非常に慎重な人。

 

上手く前に進んでいかずに、読んでて非常にヤキモキするわ。

そして時に挫折を味わったり、自信を失ったり・・・。

そして、とりとめのない事に希望を抱き続けたり——。

男同士の恋愛に、非常に忠実な物語になっているわね。

 

 

まとめ

カズキ先生初の続き物の漫画だけに、物凄く力が入ってる事が分かるわ。

もしかしたら、もしかしたらだけど・・・。

この漫画は腐女子には伝わりにくい漫画かもしれないわね。

 

男同士っていう関係性が、泥を帯びてリアル過ぎるから・・・。

でもアタシ的には、BL漫画の中でも10本の指に入るくらい心を打つ漫画だったわ。

続きもとっても気になるわ!早く出ないかしらっ!

氷太

大変美味しゅうございました!

今回の漫画

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