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雷神とリーマン三/RENA 【感想】

この本の評価 【名作】
ストーリー
(5.0)
読みやすさ
(5.0)
描写・美しさ
(5.0)
発展シーン
(1.0)
総合評価
(5.0)
 「でもそれが命の決まりやねん——」
内容をザックリ言うと
  • ある程度人に近づいた雷の神様とそれを見守るリーマンの話
  • ほのぼのした場面と命をテーマとした話の落差が激しい
  • 終わりが近づいているような、物悲しさがある

氷太

こんばんは、氷太よ。今日もBL漫画をぶった斬っていくわよっ!

今日はRENA先生の『雷神とリーマン三』を頂いていくわね。

凄く良かった、本当に良かったわ・・・。

でも、読み終えて残るこの気持ちは一体何なのかしら・・・。

確かな絆、周りの仲間達、成長していく2人。

 

人を描く物語としても、恋を表す物語としても、こんなに秀逸なのに。

誰かが傷ついている訳でもないのに。

どうしてこんなに心が痛くなるのかしら——。

雷神とリーマン三 レビュー

あらすじ
些細な変化だった。初めてのアルバイト、オオムラと見る花火、チカコの作ったシフォンケーキ、水槽を泳ぐ金魚、様々な体験と認識が雷遊の知らない感情を揺り起こす。大村はそんな雷遊の変化を知ってか知らでか変わらず傍で見守るけれど…? 大村の少年期のエピソードも明かされる大人気シリーズ、なんだか少し波乱の第三弾!

登場人物

雷遊
オオムラ以外の人間と過ごす事にも慣れて来た雷の神様。
あまりにも儚い命を今作では再認識する事に。
オオムラ
優しく、雷遊を見守るサラリーマン。
ある出来事に触れ、最後に雷遊にこれからの事を打ち明ける。

感想

何気ない日常の中から、人の成り立ちを学び大村と再確認する流れは今までと一緒。

今回は海に行ったり、お祭りに行ったり、誰かの恋が熱を持つ瞬間を見たりするわ。

勿論、大村と2人っきりのシーンもたんまりある。

 

もうすっかり甘えん坊さんになっちゃったわね、雷遊は。

それに対して反発する事もツッコミを入れる事もなく、ただただ優しく受け入れるオオムラ。

いつもなら「もう押し倒しちまえよ!」「胸で相手の脚を固定するようにタックルしろ!」

と非常にゲスい考えをするんだけど、この漫画だけはどうにもそんな気持ちになれない。

 

本当に澄み切った気持ちなのよね2人・・・・。

「バイトどうやったか聞かせて」「よかろう」

何やコイツらピュア過ぎんだろ・・・!

何気ない雷遊とオオムラの会話から、沁み込むように2人の優しい関係性が伝わってくる。

もう既にお互い欠ける事はできない関係性になってしまっているのね。

 

幾度となくそういう描写がこれまでにもあった。

でも今回は更にそこから一歩踏み込んだ展開があるわ。

その気持ちの正体を、自覚するシーンが出てくるの。

 

この漫画は雷遊とオオムラが一緒に何かをして、何かを一緒に食うだけで充分微笑ましく、充分満足できるんだけど・・・。

それが趣旨ではないのよね、その先にある事こそがこの漫画のテーマなのよね。

だけどその核となる部分を、アタシは胸が詰まって上手く書く事ができない。

 

この満ち溢れたような愛に毎度の如く忘れかけてしまうけれど・・・。

この漫画は一方的に読み手の心を満たすだけの漫画ではないのよ。

微笑ましさだけを描く漫画じゃないの。

 

この物語の中の時間も刻一刻と過ぎている。

結びついて、ハッピーエンド。それで終わりを迎えそうにない物語。

非常に、現実的なのよね・・・。

 

いつか必ず、終わりがやってくる。

今ある幸せは、いとも容易く終わりを迎える理不尽さと紙一重にある。

だから今を、これからを、どうするべきなのか?

それが今まで以上に、具体性を帯びて描写されるのよ。

 

ダメだわ、金魚のシーンが頭にこびりついて離れない。

命の決まり・・・か、このセリフの意味を最大限引く出すのに、相当苦労したに違いない。

凄く考えさせられる物語だったわね・・・。

 

特に物語最後のオオムラの見開きのシーン。

一体どんな気持ちで言ったのかしら。

雷遊はどんな気持ちで聞いたのかしら。

いよいよ物語の終わりが近づいてきたようで、先が見たいけど怖くて見たくない自分も居るわ。

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まとめ

泣ける・・・というか、ガラスの破片が胸に突き刺さるような話だったわね。

ほのぼのと、一生続くんじゃないかと思うくらいの眩さを描いてもいるから尚更そう感じる。

最後の最後の雷遊のモノローグも、物悲しくて頭から離れないの。

氷太

大変美味しゅうございました!

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