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憑かれちゃって、ごめんなさい!/はやりやまい 【感想】

この本の評価 【名作】
ストーリー
(5.0)
読みやすさ
(4.5)
描写・美しさ
(4.5)
発展シーン
(3.5)
総合評価
(4.5)

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「ずっと一緒に居たい、でもだからこそ——」
内容をザックリ言うと
  • 罪の意識に捕らわれながら、自分は何をすべきかを考えるお話
  • 幸せとは何か?誰かを想う事はどういう事かを問われる
  • 1つ1つのシーンの心情を読み解くと泣ける

氷太

こんばんは、氷太よ。今日もBL漫画をぶった斬っていくわよっ!

今日ははやりやまい先生の『憑かれちゃって、ごめんなさい!』を頂いていくわね!

絵が濃ゆいのよねぇ・・・。ちょっと苦手なのよねぇ・・・。

 

前にレビューしたはやりやまい先生の漫画は、坊主+野球部っていうアタシの中ではハッピーセットみたいな要素を併せ持ったキャラが居たから、めちゃめちゃ鼻息荒く読んだんだけども。

 

ただ今回はそんなキャラは居るハズもなく、好み補正も発生しない。

冷静に見てみると絵がどことなく一昔前のホラー漫画を思い起こすのよねぇ・・・。

不安時々、不安って心境よ・・・さて、読んでいこうかしら。

憑かれちゃって、ごめんなさい! レビュー

あらすじ
大学生の丸岡圭吾には、誰にも言えない秘密がある。それは、霊が視えるということ。
霊が視えてもなにもいいことはないので、視えても視えないふりをしてやり過ごしていた。
ところがある日、大学の友人と行った飲み屋で、悪酔いした圭吾を介抱してくれたのは、いつも黒い服を着て大学でも喪服の人として知られている横山武志だった。
そして、彼には圭吾が高校時代にクラスメイトだった西田春生の霊が憑いていて!?

まずは試し読みで内容を見てみる

登場人物

タケちゃん(表紙左)×攻め
付き合っていたハルが亡くなってしまう。それから幸せになる事=ハルを忘れる事と考え、時が止まったように生きている。
圭吾(表紙右)×受け
ハルの同級生。幽霊が見える体質でタケちゃんに纏わりついているハルを見てしまう。自分とハルを比較される事に葛藤していく。
ハル
幽霊としてタケちゃんを見守っている。タケちゃんに幸せになって貰いたい一心で圭吾とタケちゃんを結び付けようとする。

感想

うん!非常に面白いわ!!

あのねー、幽霊を含めた三角関係のお話になるのよねこの漫画。

秀良子先生の漫画でも、そういう設定のお話あったわよね。

全然違うわ。
この幽霊(ハル)、めっちゃ前に出てきやがる・・・!!

この勢いはまるで・・・出川哲郎・・・!!凄く人間臭いのよね。

 

ただ結末自体はサンプル読んで貰えば分かる通り、一番初めに描かれてるのよね。

だからこの漫画は三角関係がどうなるのか?

その結果にやきもきする物語ではなく、何故そんな結末を迎える事になったのか?

そこを追って読んでいく形になるの。

 

ぶっちゃけ幽霊の存在が凄く際立ってるから、典型的な路線で「どっちを選ぶの?」って流れでも充分良かったとは思うんだけど・・・。

この漫画は一味違うのよね、もっと悲しみを帯びているのよ。

未練があるから成仏できない、そんな設定じゃないの。

相手に未練があると、成仏できないのよ。

 

・・・コレってどう思う?どんな気持ちになる?自分が幽霊になったと過程して考えてみて。

好きな人が誰かを好きにならなければ、自分は成仏できないのよ?

愛していた人が、自分じゃない誰かを愛していく様子を見つめなければならないのよ?

 

辛いわね・・・凄く辛いわこんなの。

でもアタシだったら——。

登場人物の気持ちだけじゃなく、そんな風に自分の気持ちと向き合わせるような漫画なの。

 

こんな話に転がっていく時は思いもしなかったわ。

凄く軽いのよ、ノリが凄く軽かったの。

圭吾の体を幽霊が乗っ取った時ですら、軽い感じだったの。

でもね、多分違うの。違うのよ・・・。

 

死んでしまう前に付き合っていた人、今も自分を忘れられない人に圭吾の体を乗っ取ってこう言うの。

オレの事はケイゴって呼んでよ。

 

ずっと触れたくても触れられなかった人の温もりを感じてこう言うのよ。

人って暖かいね、タケちゃん

 

凄く葛藤があると思うのよ。別に成仏したい訳じゃないのよ。

でも愛してたタケちゃんが、今も自分を忘れる事ができないでいるタケちゃんが幸せになれる為に。

自分の気持ちと戦って、抑えて、圭吾と結ばれるように頑張るの。

例え自分を愛する気持ちがなくなったとしても——。

 

とまあ、幽霊に凄く肩入れして話してしまったけど、主役2人も勿論際立って良いわよ。

タケちゃんに幽霊の面影を重ねられてしまう圭吾の葛藤。

幽霊の事を忘れられず、時が止まったかのように生きているタケちゃん。

この2人がその均衡を崩す時、心が大きく揺れ動いた時の演出。

とてもお見事だと思ったわ。

 

どうすれば皆、幸せになれるのか。何が皆の幸せなのか。

一体何を自分はすべきで、一体何が相手の為になるのか。

コレは愛と努力と、自己犠牲の物語なのね・・・泣けるわ。

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まとめ

絵に対してこれだけマイナス補正があったのに・・・。

もう一気に引き込まれてしまったわ。

物語序盤の2人の発展シーン、まさかまさかのどんでん返しがあるわよ。

凄くドラマ性のある漫画だから、じっくりと腰を据えて読んで欲しい。

氷太

大変美味しゅうございました。

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